Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

如意輪寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月23日 | 近畿三十六不動尊


先日、大阪で桜を各所で見てきたけど、
天気がイマイチだったのが心残り。

吉野観光協会のツィッターを見ると、
中千本の桜が満開で見頃だというのを見て、
前日に近鉄特急の指定席を押えて吉野駅に来てもうた。(^^

まだ参拝していない如意輪寺をメインに、
吉野山の寺社を巡りたいと思います。


【桜】


駅前の桜。(^^


【バス停】


朝8時半に吉野駅に着くと中千本行きのバス待ちの行列が。(^^;

まぁ、これは想定済みですが、
何本のバスを待たなければならないのかと危惧していた。

しかし、臨時バスも多く出ているようで2台目のバスに乗れた。(^^

ちなみに吉野駅からロープウェイに乗って、
黒門近くまで行けますが、こちらも長蛇の列でした。

バスは渋滞している登りの観光道路を走り如意輪寺口バス停で下車。

バス停付近には臨時の有料駐車場(1500円)がありました。
健脚でしたら如意輪寺経由で中千本や吉水神社に行く事も可能です。

ここに停めるなら桜の時期の吉野に車で来てもいいかな。
勿論朝の早めなのは言うまでもありませんが。

如意輪寺口バス停から歩いて5分で如意輪寺に到着。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
宗派:浄土宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
創建:延喜年間(901-922)
開山:日蔵上人
札所:近畿三十六不動尊霊場、役行者霊蹟札所


【縁起】
平安時代の延喜年間に日蔵上人により開かれたと伝わる。

南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に行宮を定めた際に勅願所とされたが、
天皇は還京叶わぬまま崩御して本堂裏山に葬られた。

以来寺運は衰えたが、慶安3年(1650)文誉鉄牛上人によって再興され、
その際に真言宗から浄土宗に改宗した。

以後、念仏を弘通し御陵の守護に任じ、現在に至る。


【山門】


山門手前に10数台停めれる無料駐車場がありました。

どうやらバス停前の大型駐車場も観桜期以外は、
如意輪寺の無料駐車場のようですね。

拝観料400円を支払い権現堂や宝物殿、多宝塔エリアへ。

本堂や不動堂等は無料で拝観出来ます。

拝観受付では限定の御朱印帳の販売や近畿三十六不動尊霊場の
御朱印授与もしておりました。


【勅使門】



【御霊堂】




普段は秘仏の後醍醐天皇像が祀られていますが、
特別公開されていました。

この像は後醍醐天皇自ら刻んだとされる。

小さいし遠目から見ることになるので特に印象が残りません。(^^;

堂内は撮影禁止でした。


【権現堂】


源慶作の重要文化財であり後醍醐天皇持仏である
金剛蔵王権現像等が祀られていました。

数は少なかったけど見応えがありました。

こちらも撮影禁止でした。


【桜】


この辺りはちょっと遅かったか。


【楠木公父子の像】


楠木正成・正行の櫻井の別れ表現した石像です。


【宝物殿】




楠木正行の遺品等、南北朝時代の寺宝が安置されていましたが、
こちらも撮影禁止でした。


【風景】


宝物殿の裏から中千本方面を撮影したもの。

美しく感じましたけど桜はやはり見頃は過ぎていたようだ。


【報国殿】


老舗の旅館のような建物があったので行ってみた。




中でゆっくり休憩出来るかな~と思っていたら、
抹茶や葛きり等を注文しないと休憩出来ませんでした。(^^;




はぁ~やっぱり天気の良い日の桜は素晴らしい。

吉野まで行って良かったと心から思う。


【桜】




上にある多宝塔に行くと道中で桜を楽しめます。(^^


【風景】



【多宝塔】




大正15年(1926)に建立されたもの。






桜とのコラボが美しい。(^^


【風景】




これにて有料エリア拝観終了。

拝観する価値は充分ありますよ。

観光客が少なくゆっくり桜を楽しめますし、
吉水神社のように大混雑で酷い事にならないしね。


【猫不動尊】


拝観受付横にある庫裏の玄関に置かれていた猫不動尊。

これについてとやかく言うまい。(^^;


【本堂】


慶安3年(1650)に再建されたもので、
御本尊の如意輪観世音菩薩が祀られています。

堂内は見る事も出来ませんでした。


【楠木正行御手植木斛】



【境内】



【不動堂】


近畿三十六不動尊霊場札所。

難切不動明王が祀られていました。


【鐘楼堂】



【役行者堂】


役行者霊蹟札所。


【地蔵尊】



【後醍醐天皇腰掛石】



【正行公埋髻墳】



【至情塚・歌碑】


四条畷の戦いで戦死した楠木正行の菩提を弔う為に髪を切り尼となった、
日野俊基の娘である弁内侍という後村上天皇に仕えた女官の
黒髪の一部を埋めたのが、この至情塚だそうです。


【藤本鉄石招魂碑】



【山門】




こちらの山門から中千本に行く事が出来ます。


【風景】



【御朱印帳】


拝観受付でいただいた200冊限定の御朱印帳。

買う予定は無かったが、この御朱印帳を買わないと、
後醍醐天皇の墨書きはしていただけません。

御朱印込みで1800円でした。


【御朱印】


近畿三十六不動尊霊場のバインダー形式用の御朱印。

こちらも拝観受付でいただきました。




別の朱印所でいただいた御朱印。

三種類ありました。




三種類とは別に春限定の書置きのカラフル御朱印です。

普段なら同じ墨書きの御朱印を同日にいただかないのだが、
天皇の名の御朱印はとても有難いのでいただきました。


初めて訪れた如意輪寺。

次回は桜というお化粧をしていない、
スッピンのお寺の雰囲気を楽しみたいと思う。

曼殊院門跡(2016年11月26日参拝)

2016年12月30日 | 近畿三十六不動尊
<嵐山での紅葉狩りがイマイチ不完全燃焼だったので、
同じく紅葉の名所でもある曼殊院へ移動。

こちらは約2年9か月ぶりの参拝となります。

とても良いお寺だったと記憶している。


<2014年2月11日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/a626d7705252c1d94b310fb427712513


所在地:京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天暦年間(947-957)
開基:是算
札所:近畿三十六不動尊


【築地塀】


無料駐車場に車を停めて、
まずは曼殊院の顔である勅使門へ。


【勅使門】




こちらも紅葉は完全に遅かったです。(泣)


【北通用門】


こちらで拝観料を支払います。

さすがに紅葉の時期だけあって観光客が多い。


【紅葉】


コレコレ、こんな真っ赤な紅葉が見たかったのよ。

やっぱり真っ赤な紅葉は心に打つものがあるね。(^^




玄関に飾られていた菊とのコラボ。


【坪庭】



【宸殿建設予定地】


梅林には数年の内に再建される宸殿の建設予定地があります。

その費用はざっと3億かかるらしい。

でも、その費用を捻出するのが大変らしく、
浄財を募っていました。

あちこちの寺社で乱発されているカラフル御朱印を、
沢山出すとか、志納限定御朱印を出せば、
すぐにとは言わないが、結構な額が集まるんじゃないかな。(笑)

でも、門跡寺院だからそんな品格を落とすようなマネは出来んよね。(^^;


【枯山水庭園】








素晴らしい庭園です。

まさにゴマラー好みです。(^^


【五葉松】



【坪庭】



【茶室】



【枯山水庭園】









【砂紋】



【手水鉢】



【茶室八窓席】



【茶室八窓席前庭】



【谷崎潤一郎氏寄贈の鐘】



内部は一切撮影禁止です。
これは凄く残念ですね。

とりあえず不動明王は必見ですけどね。


【手水鉢】


お寺の外にある辨天堂の前にありましたが、
苔の付き具合がとても良かったです。


【団子】


今日の昼飯。(^^;

参拝>>>>>>>昼飯なんで。(苦笑)


【御朱印】


紅葉は境内で拾ったものを貼り付けました。

完全に自己満足です。(笑)




近畿三十六不動尊専用の御朱印です。

満願までもうちょっとなんだが、
残りの札所が行き難いのよね。(^^;

七宝瀧寺(2015年1月25日参拝)

2015年03月05日 | 近畿三十六不動尊
今日は仕事で問題ばかりあるもんだから、
こんな時こそ祈祷だということで七宝瀧寺へ行きました。

奈良の松尾寺や富田林市の瀧谷不動明王寺と他にも候補はあったが、
一番効きそうだったので七宝瀧寺にしました。


無料駐車場はありますが、
最後の所でちょっと急な坂ですので御注意を。



<2012年5月4日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/c7cbd82fed1be7c8f637404fe8eb1df9



所在地:大阪府泉佐野市大木8
宗派:真言宗犬鳴派
御本尊:倶利伽羅不動明王
創建:伝・661年
開基:伝・役小角
札所:近畿三十六不動尊、役行者霊蹟、南海沿線七福神、神仏霊場巡拝の道


【身代わり不動明王】




もうこの辺りで既に濃い霊気を感じるようです。


【不動堂】


こちらで祈祷をしてもらった。

三千円、五千円、一万円等、祈祷料の値段は違うが、
今回は五千円にした。

三千円でもいいかなと思ったけど、
五千円だとお札が大きいので。(^^

祈祷を受けに来てる他の方々と一緒に椅子に座り、
僧侶による護摩祈祷を受ける。

紅蓮の炎を見て拝んでいると物凄いパワーを貰った。

精神的に弱ってる時に護摩祈祷を受けると本当に元気になるし、
日頃のストレスも消えて、だいぶ気持ちが楽になりましたよ。

神社の祈祷もいいけど、
元気が無い時は護摩祈祷が一番です。


三千円から受けられるので、
日頃のストレスや悩みがある人は護摩祈祷を。(^^

家内安全や心願成就、身体健康、無病息災なども勿論OKです。


【御札】



【御朱印】


今日は家族と来たので、これにておしまい。

無動寺(2014年12月30日参拝)

2015年01月30日 | 近畿三十六不動尊
今日のテーマは「酒と三重塔と不動明王」で、
神戸市の田舎に遠征です。(笑)

神戸市といったら三宮とか都会をイメージしますが、
神戸市も広いもんで、結構田舎もあるんです。




まずは某酒店で佐藤黒と亜麻猫特別純米酒を購入。

数年前の空前の焼酎ブームも落ち着き、
佐藤も買いやすくなったもんです。(^^

酒を買った後はいい加減満願しないとなと考えている、
近畿三十六不動尊の札所である無動寺へ。

ここも車が無ければ、かなり行き難い場所にあるお寺です。

まぁ、お不動さんのお寺は都会の真ん中より、
こんな山の中にある方が圧倒的に似合う。



所在地:兵庫県神戸市北区山田町福地100
宗派:高野山真言宗
御本尊:大日如来
創建:不明
開基:聖徳太子
中興:真源阿闍梨
札所:近畿三十六不動尊、神戸十三仏霊場、摂津西国三十三ヶ所霊場


【縁起】
当寺は推古天皇の時代、聖徳太子が物部大臣守屋を討たんとして、
鞍作鳥(鳥仏師)に命じ、本尊大日如来及び諸尊を刻ましめて
戦勝をご祈願されたところ、忽ち大軍を征破することができたので、
七堂伽藍を建立して福寺(普救寺)と名付けられたのに始まります。

その後幾度か盛衰の変遷があり、記録等は散逸して多くを知ることができません。

縁起(慈雲尊者真筆)によれば、現在の堂宇は中興開山眞源阿闍梨が帰省の折、
当寺の荒廃を見て復興の悲願を発願され、二十数年の勧進努力の結果、
宝暦2年(1752)3月、再建されたものであります。

明治8年廃仏毀釈により、末寺と統合して現在に至っております。



【社号標】


この手前に無料駐車場があります。


【八十八ヶ所参道】






まずは本堂から参拝というのが筋でしょうが、
何か導かれるように参道を歩き奥の院へ。


【稲荷社】




まだ朝で明るかったから良かったものの、
なかなかの怪しい雰囲気です。(^^;


【水向大師】





【奥の院】


弘法大師が祀られていました。

南無大師遍照金剛。


【役行者像】



【八十八ヶ所参道】


本堂へ向かいます。


【鳥居】



【鎮守社】



【若王子神社】


この上に重要文化財の社殿があります。








とても渋い社殿でしたね。


【境内社】



【岩田大明神】





【稲荷社】



【護摩堂】





【弘法大師像】



【鐘楼堂】



【庫裏】




でました!
私の大好物の茅葺屋根です。(^^


【本堂】




お待たせしました。
ようやく本堂参拝です。

御朱印をお願いすると本堂を開けていただいた。

拝観料300円を支払い本堂奥にある奥殿に入る。
ガラス張りではあったが、重文の5体もの仏様達が凄かった。

真ん中の高さ2.7メートルの御本尊大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来、
不動明王、十一面観音が圧倒的存在感で我々を迎えてくれた。

凄い、という感嘆の声がでっぱなし。

素晴らしい。
皆様にも是非とも拝んでいただきたいですね。


【山門】


護摩堂の下に山門がありました。


【石段】



【参道】



【御朱印】


摂津西国の御朱印。




近畿三十六不動の御朱印。


【感想】
とにかく奥殿の五体の仏様達が凄かった。

拝観料300円なんて安いもんです。
無動寺に行ったならば確実に奥殿を拝観しましょう。