Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

不動光院 大興寺(2017年8月5日参拝)

2017年08月31日 | 四国八十八ヶ所霊場






雲辺寺ロープウェイで楽々下山。

苦労して辿り着いた時の喜びや感動は知ってるつもり。

でも、やっぱり人間楽な方を選んじゃうよね~。(^^

歩きお遍路しても自分は何かを悟れるとは思えないし。(^^;


さて、本日最後の参拝となるのが大興寺です。

お遍路の札所だったら17時まで開いてるだろ、
ということで急いで行く事にした。


所在地:香川県三豊市山本町辻字小松尾4209
宗派:真言宗善通寺派
御本尊:薬師如来
創建:天平14年(742)
開基:(伝)弘法大師
札所:四国八十八カ所霊場


【縁起】
熊野三所権現鎮護の為に東大寺末寺として、現在地より北西に建立され、
延暦11年(792)大師の巡錫を仰ぎ、弘仁13年(823)嵯峨聖帝の勅により、
再興されたと伝えられている。

しかし戦国時代末に長宗我部元親の兵火により一部を残して悉く焼失、
慶長年間(1596-1615)に再建されたが焼亡。

現在の大興寺は真言宗の寺院であるが、往時真言二十四坊天台十二坊が甍を連ね、
同じ境内で真言天台二宗が兼学したという珍しい来歴を持つ。

その為か天台宗の影響が大きく、本堂に向かって左側の弘法大師堂と共に、
右側に天台宗第三祖智顗を祀る天台大師堂があるという配置にその名残を留めている。


【風景】


気が抜けちゃうほど長閑な場所にお寺はあります。

寂しくポツンとお地蔵様が道案内。

無料駐車場に車を停めて参拝開始。


【仁王門】




古刹の雰囲気がする立派な門です。


【仁王像】
 

あの運慶の作だとか。

うーん、どうだろ?(^^;


【修行大師】



【境内】



【御神木】


何と言う太くて立派な大木なんだろ。

ぶっとい、という言葉が似合う。


【石段】



【石五重塔】



【本堂】




本堂は寛保元年(1741)に建立されたもの。




外からでしたが外陣と内陣を見れて良かった。

弘法大師作と伝わる御本尊は見れなかったけど。

しかし、全国に弘法大師や伝教大師作と伝わる尊像の数は、
いかばかりだろうか?

ケチを付ける訳では無いが、
そのほとんどが権威づけの為の創作なんだろう。


【大師堂】



【地蔵尊・宝篋印塔】





【天台大師堂】


大師堂というのは真言宗特有のお堂ですが、
お遍路の札所にまさかの天台宗三祖智顗上人を祀るお堂があるとは。


【鐘楼堂】



【地蔵尊】


池に地蔵尊がいるのは珍しいね。


【黒門】


こちらのお寺には庫裏と方丈にも立派な門がありました。


【御朱印】


17時を少し過ぎていたけど、
奥様に書いていただけました。(^^;


【讃岐うどん】


どこかのサービスエリアで食った。

やっぱり私は柔らかいうどんの方が好みだな。


さぁ、これから約4時間高速をブッ飛ばして帰るとするか。

日帰りだったけど充実した一日であった。(^^

雲辺寺(2017年8月5日参拝)

2017年08月30日 | 四国八十八ヶ所霊場


お遍路の札所である雲辺寺にはロープウェイがある。

しかし往復2060円と高額。

お寺の駐車場だと参道補修協力費500円で済む。

どちらを選ぶかは人それぞれだけど、
やっぱり安い方を選ぶよね。

それで事前にチェックし電話番号をナビに入力し、
車を運転すると雲辺寺ロープウェイに到着。

電話番号を間違えていたようだ。(^^;

仕方ないので結局ロープウェイを使うことにしたが、
お寺までの駐車場は酷道を延々と50分も走るハメになるから、
実際はロープウェイを使って正解かな。

特に6号線はグネグネした峠道で、
一台がやっと通れる道のようなので御注意ください。


所在地:徳島県三好市池田町白地ノロウチ763-2
宗派:真言宗御室派
御本尊:千手観音菩薩
創建:延暦8年(789)
開基:(伝)弘法大師
札所:四国八十八カ所霊場


【縁起】

大師が16歳のときで善通寺(第七十五番)の建材を求めてであったが、
深遠な霊山に心うたれて堂宇を建立した。

これが雲辺寺の創建とされている。

弘仁9年(818)嵯峨天皇の勅を奉じて登り、御本尊を彫造して、
仏舎利と毘廬遮那法印を山中に納めて七仏供養をし霊場と定められた。

霊場は四国の各国から馳せ参じる僧侶たちの学問・修行の道場となり、
四国高野と称されて栄えた。

貞観年間(859-877)には清和天皇の勅願寺にもなっている。

鎌倉時代は七堂伽藍も整備、境内には12坊と末寺8ヶ寺を有した古刹として、
阿波、伊予、讃岐の関所でもあったという。 

天正年間(1573-1792)に土佐の豪族・長宗我部元親が、
この地の白地城に陣して雲辺寺に参拝し、裏山から眼下を望み、
四国制覇を目指したが、当時の住職に諫められた。

江戸時代になってからは阿波藩主・蜂須賀公の手厚い保護をうけた。

四国霊場のうち最も高い標高911メートル、
四国山脈の山頂近くにある霊場で、遍路ころがしと呼ばれる難所である。


【雲辺寺ロープウェイ】


16時出発。




何にも無い山によくお寺を建立したよなぁ。(^^;




こういう鉄柱もよく造ったよなぁ。

約7分で到着。

やっぱりロープウェイ使って正解です。(^^

気温が27℃で涼しい。


【参道】


真っ直ぐ進むと何やら大きな像が見える。

確かめに行きたい欲求を抑え、まずは本堂の方へ左に進む。


【おむかえ大師】



【五百羅漢】






かなりリアルな羅漢さんです。

しかし凄い数です。






うお! 
下にもいっぱい羅漢さんがいる。(^^






実際に五百羅漢いるそうです。


【七重石塔】






中華風ですね。


【涅槃仏】



【大師乳銀杏】





【仁王門】


新しい仁王門ですね。

昔の仁王門はもっと下にあって渋い門だったんですけどね。


【仁王像】





【大師堂】




うん?

何で仁王門の先に大師堂があるの?

てっきり本堂があると思ったけど違った。(^^;




しかし、お大師さんがいらっしゃらない。

これはおかしい。

そういや後ろにお堂があったな。






あー、これが大師堂かぁ。

先ほどのは神社でいうところの拝殿ですな。


【鐘楼堂】



【厄除不動】



【観音菩薩】



【五社大権現】



【参道】



【本堂】


近代的な本堂です。

こういうのは渋さというか、味がないですね。


【護摩堂】



【おたのみなす】


こんなんいらんわ。(苦笑)


【持仏堂】



【水堂】





【毘沙門天展望台】




この坂が地味に堪える。




中はこんな感じで螺旋状に上に登れます。




最上階から下を望む。

結構高いな。(^^;


【風景】






景色抜群。

しかし、よくこんな辺鄙な場所にお寺を造る気になったな。(^^;


【毘沙門天】


何故に毘沙門天なのだろうか。

普通ならお大師さんか御本尊なんだけど。


【石仏】



【御朱印】

地蔵院 萩原寺(2017年8月5日参拝)

2017年08月29日 | 四国別格二十霊場
讃岐うどんを食った後は四国別格二十霊場の萩原寺へ。

こちらは雲辺寺の途中にあり、
お大師さん開基の由緒あるお寺です。

大型の無料駐車場がありました。


所在地:香川県観音寺市大野原町萩原2742番地
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:伽羅陀山火伏地蔵菩薩
創建:(伝)大同2年(807)
開基:(伝)弘法大師
札所:四国別格二十霊場、四国三十六不動尊霊場、四国讃岐七福神


【縁起】
地蔵院と号し平城帝の大同2年、弘法大師の開創であり、
朱雀天皇勅願談議所であった。

雲辺寺の中之坊が弘安3年(1280)山下に移り、
伽羅陀山地蔵尊を安置したことに因んで地蔵院、
村の名に因んで萩原寺と称したという。

後には細川勝元公の祈願所にもなる。

明応2年(1492)の記録によれば、
伊予・阿波・讃岐等の諸国に約280ヶ寺の末寺を擁していたという。

現在は境内に約2,000株の萩が植えてあり萩寺とも呼ばれる。


【辨財天】



【七福神】



【参道】



【護摩堂】




大師堂とも呼ばれています。


【泰平大黒天】




四国讃岐七福神札所。


【不動明王】



【忠霊堂】



【砲弾】



【仁王門】


江戸時代に建立された見事な仁王門。

雰囲気も好きですね~。


【石段】




振り返るとこんな感じ。


【石仏】







【宝篋印塔】



【鐘楼堂】



【三部宮】




鎮守社の拝殿です。


【本殿】



【狛犬】


備前焼っぽいですね。


【本堂】




享保8年(1723)に建立されたもの。






御本尊は秘仏のようですが、
内陣を見れて良かった。(^^


【修行大師】



【西国三十三観音石仏】





【大門】


逆光でレンズに付いた埃がで写ってしまった。
これは決してオーブでは無い。

こういう明るい昼間とかにオーブとか皆は言わないだよなぁ。
決まって夜の廃墟や神社で撮影した時だけ言う。(苦笑)

オーブというのは夜の場合は埃がフラッシュに反応して映っただけ。

カメラの事を知っていたらオーブが精霊とか霊なんて、
絶対有り得ない。

常識ですね。


【客殿】




宝暦14年(1764)に建立されたもの。

茅葺の屋根がたまらなく良いですね~。


【宝物館】



【御朱印】


御朱印は庫裏では無く、売店の萩庵でいただきました。

売店のおばちゃん曰く、若いお姉ちゃんが一人で歩きお遍路していたとか。

今時、一人は危ないので女性のお遍路は珍しいらしい。

しかもこんな暑い時なら尚更。

心に大きな何かを抱え込んでるんだろうなぁ。

満願した時に解決して晴れ晴れすればいいね。

こんぴら温泉湯元八千代(2017年8月5日入湯)

2017年08月28日 | 旅行、その他




津島ノ宮駅からクソ暑い電車に乗って多度津駅に到着。

本来ならここで車に乗る予定であったが、
駐車場が無くて車を善通寺駅前に停めたので乗換え。

やはりこの辺りの電車は本数が少ない。

多度津駅から善通寺駅なんて僅か2駅だけど、
次の電車が来るのが数十分待ちなんて普通です。

普段、車で移動している者にとって、
この電車待ちは苦痛以外の何物でもない。

ましてやこんな暑い時は。

で、ここで事件発生ですよ。

どこかの線路で発火があったとかで、
善通寺方面の電車はストップ。

マジか~?

何でこんな時に線路から発火してるねん。(泣)

有りえへんわ。

アナウンスによると復旧はいつになるか分からないとか。(号泣)

こんなクーラーの無いホームで待ってられんということで、
急遽、善通寺駅までタクシーに飛び乗った。

こんな田舎の駅なのにタクシーがいてくれて助かったよ。

多度津駅の近くにはお遍路の道隆寺があるからでしょうね。


善通寺駅から車で琴平に移動し、
温泉に入ってサッパリすることにした。


【金倉川】


近くの有料駐車場に車を停めて八千代へ。


【こんぴら温泉湯元八千代】


老舗といえば聞こえはいいが、
建物はかなり古い旅館です。


【露天風呂】




6階まではエレベータ、屋上の露店風呂は階段を登ります。




混浴ですが女性は居なくて貸し切りです。(^^;




ここはテレビ東京で放送されていた「ポンコツ&さまぁ〜ず」で、
さまぁ〜ずや久松郁実が混浴していた露天風呂です。


【風景】


屋上からの本宮方面。

なかなか良い景色だけど逆に丸見えなんで少し恥ずかしい。(^^;

しかし肝心の露店風呂はハトとかのフンがいっぱい。

清掃が全く行き届いていない。

ありえん。

昼だから分かったけど夜だったら、
フンがあることが分からないよ。

入る気が起こらないから、6階の内風呂に入ったら、
これはこれで消毒臭が強い。

こんぴら温泉湯元とは名ばかりで、
循環で消毒しまくってる湯でしたね。

残念でしたが、まぁ、汗はすっきりした。


【表参道】


とりあえず、せっかくなんでうどんを食おう。


【こんぴらうどん 参道店】

(画像はオフィシャルHPより拝借)




ぶっかけ冷とえび天ととり天。

表参道にあるうどん屋は観光客相手の商売なんで、
値段は高いけど、美味しかったです。


さて、こんなクソ暑い時にこんぴらさんに参るのは、
完全に自殺行為なので、四国別格二十霊場のお寺に向かいます。


ツアーで訪れている中年の観光客達は金毘羅宮の階段を登るらしい。

何もこんな暑い時にツアーに観光ツアーに行かなくてもいいのに。(^^;

津嶋神社(2017年8月5日参拝)

2017年08月27日 | 神社
8月5日の土曜日はどこに参拝に行こうかと考えていたら、
津嶋神社を思い出した。

毎年8月の4日と5日の二日のみ、
橋を渡って島にある神社に参拝出来るんですよね。

その津嶋神社は香川県にあり、約3年前に参拝した時に、
いつかは津嶋橋を渡って参拝したいと心に誓ったもんです。

<2014年7月6日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/1944f32c33f23985d0ee57706ebe4008


しかし毎年8月頭の平日は仕事を休む訳もいかず。

でも、今年は5日が土曜日で参拝出来るやん。

思い出して良かったわ~。(^^

自分で自分を褒めたいと思います。(古)


朝の5時半に自宅を出発。

さすがの宝塚トンネルも快適に走れた。(^^

津嶋神社界隈は交通規制が行われているということで、
多度津駅で車を停めて最寄駅である津島ノ宮駅まで、
パークアンドライド方式で行く事にした。

これが後で裏目に出ることに。(^^;



所在地:香川県三豊市三野町大見宮ノ尾末7463番地
主祭神:素戔嗚命
創建:不明


【善通寺駅】
事前にグーグルマップでチェックしていると、
多度津駅の前に大型の駐車場が見えたので、
これは有料或いは無料の駐車場だと確信。

しかし、いざ多度津駅に着いてみると、
駐車場はまさかの月極でした。(泣)

うわ~マジか~?

仕方ないので近くの有料駐車場を探すが、
観光地でも無い田舎だと有料駐車場なんて全くありません。

ましてや無料駐車場も無いので駐車難民に。(号泣)

もうこうなったら直接車で津嶋神社に行こうかと思ったが、
今日はどうしても電車に乗って津島ノ宮駅に降りたかったのです。

津島ノ宮駅は年に二日しか停まらない臨時駅なので。

私は鉄ちゃんでは無いが、
そんな貴重な日なら電車に乗るしかないでしょ。

そういう訳で少し遠くなるが、
善通寺駅なら駐車場があるだろ、と思って行ったらありました。(^^




善通寺参拝の顔で歴史ある善通寺駅も、
セブンイレブンに毒されていました。(苦笑)


【四国まんなか千年ものがたり】


多度津駅に到着。

対面にパークアンドライド用の駐車場を造っているようです。

遅いよ。(^^;

暫くホームに居ると特急が停まった。

香川県多度津駅から徳島県大歩危駅まで走っている観光列車で、
善通寺駅からも乗車出来るようです。

一両毎に綺麗な女性のアテンダントが居て乗りたくなりました。(笑)


そうもいかず、私は多度津駅で普通電車を待つが、
10分前に出たばかりで暑いホームで30分待ち。

電車はこういう時間のロスがあるから嫌なんよね。(^^;

多度津駅から乗換えで津島ノ宮駅へ。

臨時で津島ノ宮駅に停まるぐらいだから、
臨時列車がバンバンあるかと思ったけど普段通りで電車が少ない。(^^;


【津島ノ宮駅】


年に二日しか停まらない駅に到着しました~。(^^

乗換えがあったにせよ、僅か4駅で1時間15分かかりました。(苦笑)




単線のローカル駅に降りたのは初めてかも知れない。




どこかの駅の副駅長さんも来てました。

駅を出る時はICOCAが使えました。(笑)


【鳥居】


駅から徒歩1分で到着したはいいけど、
鳥居前から既に長蛇の列。

マジか~。(^^;

毎年二日間で10万人が参拝するとHPに書いてあって、
さすがにそれは盛り過ぎだと思うけど、
それもあながちウソでは無いなと感じた。


【つしま橋】


渡橋料300円を支払っていよいよ橋に。

牛歩みたいで行列の進みが遅い。


【瀬戸内海】




つしま橋の上は風が強くて涼しいので助かる。

こどもの厄除の神社だけあって、
小さい子供達を連れた親や爺さん婆さんが多い。

私のような単独の男の参拝者は少ない感じです。


【つしま橋】


いや~、年に二日しか渡れない橋を渡れて嬉しい。

嬉しさを噛みしめてますよ。(^^


【津島】




だんだんと島に近づいてきました。




もうすぐ上陸です。


【ベビーカー】


石段の上まで持っていけないのでベビーカーが鳥居前にズラリ。


【鳥居】




約250メートルの橋を35分かけて島に上陸。

感動です。(^^


【つしま橋】


拝殿前から振り返ったらこんな感じ。

まだまだ行列は続いていました。


【拝殿】


御祈祷を受ける家族連れがいっぱい。

御祈祷料は3000円。

二日間の渡橋料と御祈祷料だけで一年分稼いでいますね。(^^


【本殿】





【境内社】



【瀬戸内海】


本殿裏手から見た風景がとても素晴らしい。(^^


【神輿】







【拝殿・幣殿】



【瀬戸内海】




このまますぐに帰ってしまうのは勿体無いので、
社殿の下でしばし海を眺める。

実に気持ちが良い。

最高の気分です。(^^

参拝出来て心から良かったと思いましたので、
まだ参拝したことが無い方は来年是非。


【ウバメガシ】



【つしま橋】


津島ノ宮駅方面。

帰りはスイスイと橋を渡れました。




12時半の段階でかなり空いてきてました。

どうやら午前中が一番混む時間帯のようです。

何故なら津島ノ宮駅に停まる最終電車が12時40分だからです。

何で昼で最終やねん?

都会じゃ絶対有り得ない時間帯。

夜は22時まで橋を渡れるんだから、
せめて21時まで停めればいいのに。

おかげで最終便は満員でクーラーも無しで、
倒れそうでした。

あれは下手したら熱中症になる人が今後出るかもしれない。

来年以降は臨時便増発とクーラーを効かせてほしいね。


【御朱印】


昼を過ぎると駅前の無料駐車場も空いていた。

やっぱりここは朝では無く、昼以降参拝した方がいいようだ。

むしろ夕方や夜だと雰囲気がもっと良いと思われるので。

次回の参考にしよう。

呉服神社(2017年7月29日参拝)

2017年08月26日 | 神社
釈迦院の次は近くに鎮座する五社神社を予定していたが、
やはり余りの暑さでギブアップ寸前。(^^;

そういう訳で予定寺社の参拝を諦めて、
最後に上の宮伊居太神社と対になっている下の宮の呉服神社へ。

呉服と書いて「くれは」と読みます。

どう見ても「ごふく」にしか読めません。(^^;

てっきり着物関係の商人が江戸時代あたりに建立した
神社と思っていたのはここだけの話。(苦笑)


所在地:大阪府池田市室町7-4
御祭神:呉服大明神(呉服媛)、仁徳天皇
創建:仁徳天皇77年(389)
札所:西国七福神集印めぐり


【由緒】
人皇第十五代応神天皇の御代に、猪那津彦命(阿知使主)を、
中国の呉の国に遣わし機織裁縫の工匠をお需めになりました。

その時久礼波、久礼志の二人を案内役として、
呉の国に赴き呉王に乞うて呉服、漢織、兄媛、弟媛の四人を伴い
渡来する事になりました。

仁徳天皇の76年(388)9月18日、呉服の大神は逝去。
その御遺体は今にその跡を残す梅室、御形見なる三面の御神鏡は、
姫室にお納め申し上げました。

その翌年、仁徳帝の勅令を以て御神祠をお建てになりました。

代々の帝、殊にご崇敬篤く、円融天皇の御代には、
鎮守府将軍源満仲公が社祠を修復、下って後陽成天皇の御宇には、
豊臣秀頼公が片桐且元を奉行に命じて再建の事があり、
文政2年(1819)には有栖川宮殿下の勅祈願所となりました。


【鳥居】


昔はこの辺りまで境内だったんでしょう。

周辺の室町住宅は阪急電鉄創始者である故小林一三氏が開いた、
日本で初めての郊外分譲住宅地だそうです。

それにしても池田市は阪神大震災時、震度6強だったそうですが、
この鳥居は無事だったんだろうか。

神戸界隈の神社の鳥居は悉く倒壊したもんだが。


【神門】




神門の横は室町幼稚園で、
車はこの神門を通り境内に停める事が出来ます。


【拝殿】






恵比寿社を祀って西国七福神集印めぐりの札所になっているだけあって、
その影響が強く出た拝殿ですね。

えべっさんで有名な西宮神社の拝殿と同じ配色だもんな。


【ステンドグラス】




上が孔雀、下が鳳凰ですね。

拝殿にステンドグラスが飾られているのは初めて見ました。


【狛犬】



【恵比寿社】



【御神木】



【本殿】



【天満宮】



【御神牛】



【境内社】


伊勢っぽいですね。


【御神石】


玉垣を見ると寛政12年(1800)閏四月吉日、
願主 油屋吉兵と読めます。

調べてみると油屋吉兵衛という人物がヒットした。

子孫の方のブログでは江戸時代に明国と交易を行う等した境の豪商で、
鵜戸神宮に石灯篭2基を献納したそうです。





【稲荷神社】



【狛狐】



【境内社】


大国主命、国常立命、素戔嗚命等、6祭神の祠がありました。




祓戸社。


【御朱印】


二種類の内こちらをいただきました。


これにて本日の参拝終了。

暑さには勝てません。(^^;

釋迦院(2017年7月29日参拝)

2017年08月25日 | 摂津国八十八箇所霊場
関西で厄寺といえば門戸厄神や松尾寺等が有名ですが、
大阪の池田市にも釋迦院という厄除寺があります。

このお寺は知名度はほとんどありませんが、
朝廷や行基菩薩所縁の古刹であります。


所在地:大阪府池田市鉢塚3-4-6
宗派:高野山真言宗
御本尊:釈迦如来
創建:神亀元年(724)
開基:行基菩薩
札所:摂津国八十八箇所霊場


【縁起】


神功皇后の新羅出兵のみぎり、その戦勝帰国に際して、
国王の献上物に釈尊の仏舎利、袈裟、鉄鉢の三宝物があった。

皇后はやがて武庫の港に凱旋されたが、仏教がまだ広まっていないので、
仲哀天皇の御代、散逸を恐れて鉢塚に隠した。

奈良時代行基菩薩が霊夢により石窟より仏舎利を掘出し、
聖武天皇の勅命で一大伽藍が建立され、若王寺の寺号を賜った。

戦国時代に織田信長の兵火にかかり一山全焼し、
宝物も釈尊の鉄鉢を除いて灰尽に帰した。

天正17年に傳誉上人により復興。

その後、天保11年(1840)火災に遭い、慶応元年(1865)宗浄・歓浄が再建、
創建当時より奉祀して来た釈迦如来を本尊とする若王寺東の坊を、
釈迦院と号して若王寺一山の命脈を継ぐことになった。

現在は「尊鉢の厄神さん」として厄除けの寺として親しまれている。


【地蔵尊】


可愛いお地蔵さんがお出迎えしてくれます。


【参道】


とても街中にあるとは思えないほど良い雰囲気です。

手入れも見事ですね。

こういうお寺は間違い無く境内も手入れされているもんです。

参道横に無料駐車場がありました。


【山門】




下の部分は中華風ですが、とても綺麗な山門です。


【風神雷神】




山門の下をくぐると左右に風神雷神が。

仁王さんがいないと思っていたら、
風神雷神が守っていましたか。


【境内】


清廉なる境内です。


【狛犬】



【如意輪観音】



【十三重石塔】



【虚空蔵堂】


右手の階段を登ると最初に見るお堂です。






小さな虚空蔵菩薩が祀られていました。


【本堂】




御本尊の釈迦如来や弘法大師等が祀られているそうですが、
肝心の本堂の内陣が拝めないのが残念。


【修行大師】



【仏足石】



【厄神殿】




もともとは鎮守の八幡宮があり、
八幡宮に併祀された厄神明王と金剛力士が祀られています。


【宝篋印塔】



【石仏】



【護摩堂】







【宝篋印塔】



【庫裏】


立派な庫裏です。


【庭園】




我が家にこんな庭園が欲しい。(^^


【鐘楼堂】



【本堂】



【授与品】


左下の財布に入れるお守りを購入しました。

お金が貯まりますように。(^^


【御朱印】


とても雰囲気の良いお寺でした。

大広寺(2017年7月29日参拝)

2017年08月24日 | 仏閣
伊居太神社から同じ五月山にある大広寺へ。

こちらは池田城城主池田家の菩提寺です。

無料駐車場があって良かった。(^^


所在地:大阪府池田市綾羽2-5-16
宗派:曹洞宗
御本尊:釈迦如来
創建年:(伝)応永2年(1395)
開山:(伝)天巌禅師
開基:池田充正公
札所:摂北観音霊場


【縁起】
寺伝によれば応永2年(1395)に池田城主の池田充正が創建し、
後に天巌禅師が開基したと伝わる。

永正10年(1513年)頃に室町時代中期の連歌師の肖柏が、
応仁の乱で戦乱の最中であった堺から移り住み夢庵を結んだ。

元禄7年(1694年)に当時の住職が本堂等を再建、
子院も招致し江戸時代中期には繁栄を誇り、
傘下の子院を40余り設けたといわれる。

境内には3つの子院があったが、
今は子院の1つであった陽春寺のみ残っている。

大広寺池田氏の菩提寺となり、代々池田城主の墓や、
池田氏が寄進したと伝わる梵鐘も現存している。

玄関の天井は血天井と呼ばれ、永正4年(1507)の細川高国と細川澄元らの、
室町幕府管領家の家督相続争いで(両細川の乱)、
澄元に味方した6代城主の池田貞正が細川高国に攻められ、
池田城は落城し貞正が切腹したときの板が張られている。


【池田城址】




お寺から見える池田城址。

摂津三守護の一人である池田勝正の居城で、
その勝正を追放した荒木村重が伊丹城(有岡城)に移るまで居城とし、
荒木村重謀反後、信長により破却されたお城で、
現在は模擬の櫓台が建てられ公園として整備されています。


【山門】


開かずの門のようですね。


【鐘楼堂】





【本堂】




残念ながら閉まったままでした。

本堂からぱっと振り返ると山門が見えた。

先ほどの開かずの門より、こっちの山門の方が立派ですね。


【山門】



【白龍】


この白龍については有り得ん故事があるから、
ここでは割愛させていただきます。


【山門】


外側から見た山門。

実に豪壮な山門ですね。


【選佛場】





【鎮守社】



【モニュメント】




こ、これは一体?(苦笑)

これを造るお金があったら、立派な仏様を造立出来るでしょ。


【御朱印】


御住職はいらっしゃいましたが、
書置きをいただきました。

下に子院である陽春寺があって御朱印もいただけるようですが、
暑いので華麗にスルーしました。

穴織宮伊居太神社(2017年7月29日参拝)

2017年08月23日 | 神社
本日は先日に余りの暑さにギブアップした大阪の寺社巡りの続きです。

最後に予定している萩の寺東光院に辿り着けるのか、
今回も暑さとの戦いです。

まずは池田市に鎮座する伊居太神社から参拝開始。

こちらは式内社ではあるが、
尼崎市にも同じく式内社を名乗る伊居太神社があります。

まぁ、この辺りは別の方にお任せですね。

伊居太と書いて「いけだ」と読みます。

普通は読めません。(^^;


所在地:大阪府池田市綾羽2-4-5
御祭神:穴織大明神
配祀神:応神天皇、仁徳天皇
創建:仁徳天皇77年(389)
社格:式内小社、村社


【由緒】
延喜式第九巻神名帳その他の古文書に記されている通り、
由緒正しく、歴代の天皇、皇族、将軍の崇敬の厚い神社であって、
歴代の天皇、皇族の勅願所として官幣を奉られた神社である。

応神天皇は織物、衣服等が不完全なることに気づかれ、
阿知使主・都加使主に命じ中国に渡らせ機織の師、裁縫の師を求められ、
裁縫師兄媛、弟媛、及び穴織、呉服の機織の師の四女を伴い帰国した。

後、応神天皇が崩御せられたので仁徳天皇にお仕えすることになり、
天皇はその功を賞して新たに猪名の津地として与え、
ここに穴織、呉織の機殿、縫殿を建て、婦女子を集めて技術を教育し、
又この地の治安、行政の任に当らしめられた。

この地名にちなみ、猪名津彦の神と申し上げる。

次代履中天皇皇太子の折、住吉皇子が反乱を起こし、
皇太子を殺いたてまつろうとしていることを知り、
阿知使主は平群木莵と共に難を皇太子に告げ、
馬にて逃れ禍をさけたので、後、皇太子が皇位につかれた時、
その功により蔵の官をさずけられ、新たに領地を賜った。
       
都加使主は仁徳天皇31年、父阿知使主は反正天皇3年に逝去され、
同年二神の功を賞し、更正まで祀らしめんとして社を建立され、
猪名津彦神社と命名された。

天皇は両媛の功を多とせられ、翌77年勅定により神社を建て、
御鎮座式を執り行われた。

これより呉織の里と呼ばれたるこの地を伊居太と改め、
当神社を秦上社伊居太神社と称し奉ることとなり、これが当社の創始である。
       
媛が日本の地に上陸の第一歩を記された現地に媛の功績を讃えて、
都の守護神として祀りたまい、又阿知使主、都加使主は反正天皇の勅正により、
下坂・岩坂の神として秦上社のに祀られ、猪名津彦神社と申し上げ、
同じく都の守護神とされ、辰の宮、又は秦上社の奥院といわれるに至った。
       
以来この二社は宮中の勅願所として官幣をたまい、
歴代天皇、皇族、将軍の崇拝をうけ、桓武天皇延暦4年勅命により社殿を新たに、
応神天皇、仁徳天皇を相殿に祀らしめられ、産業、文化、学芸、
武術の神として尊崇せしめられた。

穴織媛は仁徳天皇七十六年九月十七日逝去され遺骸を梅室に、
呉織媛は翌十八日に逝去され、遺骸を姫室に納められた。

天正年間荒木摂津守村重により社殿が焼失、
慶長9年(1604)豊臣秀頼が片桐且元に命じ社殿を再建。

明治20年(1887)に現社名に改称し、現在に至る。


【石段】


電話番号を元にナビで誘導されると、
車の通れ無い五月山動物園の入口を進もうとする。

これ以上どう考えても進めないので、
とりあえず近くの有料駐車場に車を停めて神社を探す。

神社を探して一旦下まで降りて能勢街道を歩き、
川崎商店という豆腐屋さんを左折し、暫く歩くと神社発見。

昼の12時だとさすがに暑いし、無駄に歩き疲れてしまった。

これは先が思いやられる。


【鳥居】



【参道】


天気がよく陽がてっているのに、何故か薄暗く感じる参道です。


【稲荷社】





【厳島社】



【爲那都比古神社】






この辺りは特に薄暗いです。(^^;


【大門】


これは見事な門です。


【境内】


大門をくぐり境内に入ると参道の雰囲気が激変した。

境内はとても良い雰囲気です。


【拝殿】


舞殿のように見えますが拝殿です。

ただ、祭りの時等は舞台としても使用されるようです。


【狛犬】



【御神木】


荒木摂津守村重によって神社が焼き払われた時、
御神体の穴織姫座像は木の根元に隠されて難を逃れたという。

その木がこの御神木だったらと想像するのも楽しい。


【穴織姫座像】



【頼光松】


源頼光が大江山の鬼退治祈願の為に植えた松だったようです。


【参集殿】



【中門・透塀】


これは見るだけで朝廷や豊臣家と関わりがあったことが分かる、
立派なものです。


【狛犬】



【本殿】






これはまた珍しい本殿ですね。

三神を祀ってるだけあって三社造の本殿。
初めて見た気がします。


【境内社】


住吉社・国常立社・松尾社




伊勢社


【神輿庫】





【蔵】



【鳥居】


五月山動物園とは繋がっていません。

もしかしてナビはこの鳥居を目指したのかな。(苦笑)


【御朱印】

天河大弁財天社(2017年7月22日参拝)

2017年08月22日 | 神社
充実した本日の参拝も次の天河大弁財天社が最後となります。

こちらは芸能の神社としても有名で、
テレビでも何度も放送されていますよね。

かくいう私はまだ参拝した事が無かったので、
参拝するのがとても楽しみです。

大型の無料駐車場がありました。


所在地:奈良県吉野郡天川村坪内107
御祭神:市杵島姫命
創建:不明
社格:大峯本宮、郷社


【由緒】
天河大辨財天社の草創は飛鳥時代、
役行者の大峯開山の際に蔵王権現に先立って勧請され、
最高峰である弥山の鎮守として祀られたのに始まる。

弘法大師が高野山の開山に先立って大峯山で修行し、
最大の行場が天河神社であった。

当社は江戸時代までは琵琶山白飯寺と号し、御本尊を弁才天としていたが、
明治の廃仏毀釈で白飯寺は廃寺となり、本尊の弁才天は市杵嶋姫命と改められた。

吉野町史によれば吉野総社として列せられていた歴史があり、
「大峯第一、本朝無双、聖護院、三宝院両御門跡御行所」や、
大峰本宮として格式の高い社として認識されていた。

御本殿に祀られている弁財天像は通常非公開で、
毎年7月16日から17日にかけて執り行われる例大祭においてのみ開帳される。


【鳥居】


ふぅ、それにしても随分と僻地に神社があるもんだね。

電車とバスだったら参拝する気が起こらない程遠いよ。(^^;

玉置神社と同じく神様に呼ばれないと行けない神社とか言われてるみたいだが、
参拝者が行く気にならないと行けない神社だと思う。


【稲荷社】





【第二鳥居】



【狛犬】



【拝殿】





【能舞台】


この拝殿の内部は飽きる程テレビで見たよ。

雰囲気はかなり良いね。(^^

五十鈴という鈴を鳴らすのは難しく、
参拝者の多くが苦労されていた。(^^;


【本殿】



【天石】



【五社殿】


大地主大神、天神大神、天照大御神、大将軍大神、龍神大社

本殿より五社殿の方が感じるものがあったりする。


【本殿】



【斎灯殿】



【宝物殿】



【御朱印】



今まで神社は800社以上参拝してきた私ですが、
天河大弁財天社は言われるほどパワースポットとは感じなかったな。

本当のパワースポットは境内から圧倒的な神域感を感じるものですが、
ここではそれを感じることが、そんなに無かったから。

拝殿の雰囲気はとても良かったけどね。


恐らく本当のパワースポットなのは、
弥山山頂に鎮座する弥山神社なのだろう。

龍泉寺(2017年7月22日参拝)

2017年08月21日 | 役行者霊蹟札所
感動の大峰山登山を終えて、
久しぶりに母公堂を参拝しようと思ったが、
駐車場が満車で参拝断念し龍泉寺へ。

修験者達は龍泉寺で水行をして身を清めてから、
大峯山寺に参るのが習わしですが、
私は修験者では無いので汗ダクの身体で龍泉寺に参拝です。(^^;



<2011年6月19日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/b40937ecf092fca2ece4d13f551b2f17


所在地:奈良県吉野郡天川村洞川494
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:弥勒菩薩
創建:(伝)700年頃
開基:(伝)役行者
札所:近畿三十六不動尊、役行者霊蹟札所


【山門】


駐車場がいっぱいだったけど、
何とか車を停めれました。


【境内】



【第一水行場】


この日は天川村も暑くて、飛び込みたかったよ。


【本堂】




今回は時間が無くて本堂のみ参拝です。


【龍の口】




ここの水は相変わらず夏でも冷たい。

タオルに水を沁みこませて顏を拭いたら超絶気持ち良かった。(^^


【洞川温泉郷行者通り】


洞川温泉は名水とうふが有名で、
丸亀商店さんで予約していた名水どうふと油あげを購入。(^^

斜め前の亀清さんを見ると鮎やアマゴの塩焼きが売っていた。

余りに美味そうなんでアマゴの塩焼き2匹購入。

全て帰宅してから食ったら美味かったわ。(^^


【御朱印】



【御朱印帳】


新しく発売された御朱印帳で、
御朱印代別で1500円でした。

大きいサイズだったらもっと良かったんだけどね。

大峯山寺 護持院宿坊巡り(2017年7月22日参拝)

2017年08月20日 | 役行者霊蹟札所


大峯山寺本堂参拝した後は頂上のお花畑へ。






日本岩と昼食場所を探す。

お花畑といいつつ花は全く咲いていない。


【風景】




まさに大自然。

素晴らしい。






日本岩の少し手前の所に休憩出来るスペースがありました。

勿論、横は断崖絶壁です。

ここで食べたおにぎりとお茶が最高に美味かったな。(^^


【日本岩】




この人は一般の方を連れて来てましたが、
私とすれ違っても「ようお参り」も言わない人でした。

何の為に修行しているのでしょう?

人間的には全く出来ていない残念な人でしたね。

当然の事ながらホラ貝を吹いても音が出ず下手糞でした。(苦笑)








断崖絶壁でギリギリまで行ってみました。(笑)


【風景】






風景を楽しんだら次は宿坊を参拝です。


【喜蔵院】





【東南院】





【櫻本坊】







【竹林院】




全ての宿坊で熱いお茶をいただき、
良いおもてなしをしてもらいました。(^^




龍泉寺の宿坊以外はここ集まっていました。


さて、嫌いな下山開始しますか。


【階段】


油こぼしは下りには通れないので、
迂回路の階段を下る。

階段が結構あって疲れる。


【風景】



【案内板】


右側は危険で通れないとか。


【焼印】


朝は閉まっていた「だらにすけ松清店」が開いていたので、
焼印をしてくれました。(^^

ここも相場の500円でした。

私の杖が更にグレードアップしました。


【登山道】


どっちに進んでいいのか迷ったけど、
右は吉野方面なので、左の道を進みました。




やっぱり帰りは苦痛。

全く女人結界門に着きそうにない。(泣)








登山道としては楽なので膝にはこないが、
距離が長いのでしんどいね。




やっと到着!

めっちゃ嬉しい。(^^


【お助け水】


女人結界門の外にある水場。

この水が冷たくて顔を洗ったら超気持ちいい。

飲んでも美味かった。

ここの水こそお助け水ですよ。(^^


【清浄大橋】


俗界に戻ってきました。

今回の大峯山寺の参拝はとても感動しました。

来年以降、一年に一回は登って参拝したいと思う。


それと修験節律根本道場である総本山大峯蛇之倉七尾山にも登拝したいね。

大峯山寺~龍泉寺山上参籠所(2017年7月22日参拝)

2017年08月19日 | 役行者霊蹟札所


西の覗から少し登ると宿坊の看板が見えてきます。




左手に進むと東南院等の4坊がありますが、
格が高い龍泉寺の宿坊を参拝する為に右手を登っていきます。


【龍泉寺山上参籠所】


大峯山本堂を護持する五坊の一つです。

北斗の拳でいうと、
南斗六聖拳極星の守護星である五車星を思いだします。(^^


【内陣】


高祖神変大菩薩が祀られていました。


宿坊ですから勿論宿泊も可能です。


【御朱印】


宿坊でも御朱印がいただけます。

三種類あり御朱印代は300円でした。


【不動明王】



【参道】




なだらかな道で本当に助かる。

門が見えてきました。
もうすぐ本堂に到着のようです。(^^


【大峯山寺】
所在地:奈良県吉野郡天川村大峯山頂
宗派:修験道
御本尊:金剛蔵王権現
創建:伝・白鳳年間
開基:伝・役小角
札所:役行者霊蹟札所


【縁起】
天武天皇元年(672)役の行者が苦行の後、
金剛蔵王大権現を感得しその御姿を桜の木に刻んで、
堂宇に祭祀したことに始まると伝えられる修験道の根本道場。

大峯山寺本堂は古くは山上蔵王堂と呼ばれており、
天平年間に行基菩薩が大改築、また昌泰年間(898〜901)に再建されたもの。

しかし天文三年吉野山麓の一向宗本善寺との争いの末、
三十六を数えた迦藍寺坊と共に焼失。

現在の本堂は江戸時代の元禄4年(1691)に建立。

昭和59年(1984)の解体修理の時にも、
本堂内の土中より金製の仏像二体や多数の出土品が発掘されました。

毎年5月3日に戸開式、9月23日の戸閉式に至る143日間本堂の扉を開け、
この入峯期間中は参詣者で賑わう。


【閂門】



【妙覚門】




気持ちが高まってきました。(^^


【石段】


早く行きたいのに最後の石段がきつい。(^^;


【境内】


写真撮ったり休憩多めに取ったりで、
登山開始から約3時間10分で到着。

表の行場があり平坦な道が多く、
思ったより楽で楽しい登山でした。(^^


【本堂】




早速参拝。

比較的広い外陣の下は土で、一般の板や畳の本堂とは違います。

雰囲気はいかにもといった感じ。


【寺務所】


こちらで焼印が出来ます。


【焼印】


寺務所に人が居なかったのでセルフで焼印をしました。

焼きゴテを長く押しちゃったのでちょっと焦げちゃった。(^^;

焼印も意外と難しいもんです。

500円でした。


【絵馬堂】


よく分からない建物です。

行ってみよう。






中に入ると沢山の立派な絵馬が保管されていました。

中でも馬の絵馬は立体でとても見事なものでしたね。


【記念碑】



【錫杖・下駄】


この辺りから先に進むと裏行場があるようです。

しかし、危険なので先達さんがいないと侵入禁止です。


【風景】


ヤバイ、ガスってきた。


【護摩場】



【眼洗い行者】





【御朱印】


参拝出来て感動しました。

大峰山<山上ヶ岳>登山 其の二(2017年7月22日登山)

2017年08月18日 | 旅行、その他
【だらにすけ松清店】


約2時間で到着。

朝の時点では閉まってましたが、
帰りの時は開いており焼印していただきました。(^^


【案内板】


ここからが本番。

いよいよです。

右側は階段の迂回ルート、左側は油こぼしの行場ルートです。




とりあえず油こぼしの行場を見に行った。

危ないと思ったら引き返そう。(^^;


【風景】



【石像・石碑】



【鳥居】


ちょっと怖い。(^^;


【登山道】



【風景】


疲れも少し軽くなるね~。


【祠】



【油こぼし】


ここが最初の行場の鎖場です。

どう登るのか分からなかったし、登ろうか悩んでいたら、
後から来た小学生連れの一行が登っていった。




小学生が苦労しながら登っているのに、
大の大人がここで逃げ出す訳にはいくまい。(^^;


トライしてみると、ほとんど鎖を頼らなくても簡単に登れました。(^^


【八大講】


これは先達の方なのかな。


【鐘掛岩】




事前チェック不足でここから鐘掛岩の下まで、
登ることも出来たようですね。


【迂回路】


ゴツゴツとした道で右側は崖です。

こけないように気を付けましょう。


【風景】


雄大な風景です。(^^


【鐘掛岩】




ここは先達さんがいないと登ったらアカンやつ。(^^;


【風景】


鐘掛岩の下には展望台があり、
ここから休憩がてら風景を楽しむ。


【石仏】




鐘掛岩の裏側に回ると役行者と地蔵菩薩が祀られていました。

しかし、ここも事前チェック不足で、
裏側から鐘掛岩の上に登れるとは知らなかった。


【登山道】


まだまだ登っていきます。


【御亀石】


役行者がこの石の上で座禅を組まれ、
三十三回目の時に感得されたとか。


【等覚門】




霊場の雰囲気が出てきましたね。


【役行者】



【登山道】


この山は平坦な道が多くて助かる。

やっぱり山登りは平坦に限る。(笑)

それにしても石碑がやたらと多いな。


【宿坊】


ようやく宿坊が見えてきました。

ゴールが見えてくると嬉しいですね。(^^


【岸壁】



【岩場】


この歩き難い岩場を進むと西の覗に着きます。


【石碑】


左に行くと大峯山寺、右に進むと西の覗です。


【西の覗】






皇太子殿下もここまで登られてました。






この下は絶壁で落ちれば命は無い。




特に恐怖は感じることも無く、
先端でゆっくりコーヒーを飲みながら風景を楽しむ。(^^


【風景】




最高ですね。(^^

山登りは好きじゃないけど、
こういう風景を見ると山登りする人の気持ちが分かりますね。




写真左下に鎖が見えてますが、
この鎖は行場を体験する人の為では無く、
支える人が道連れにならない為にあるものです。

私が訪れた時はおっちゃん達がいなかったので、
西の覗の行場は体験できませんでした。

残念。(^^

とりあえず大峰山の登山はここまで。

これからは大峯山寺と龍泉寺等の宿坊を参拝です。


大峰山に来れない方々は、
油こぼしから西の覗までの動画をお楽しみください。


大峰山<山上ヶ岳>登山 其の一(2017年7月22日登山)

2017年08月17日 | 旅行、その他
今日は奈良県吉野郡天川村にある大峯山寺を参拝する為に、
大峰山を登山することにしました。

女人禁制の大峰山はガチの修験者が居て、
私のようなライトな人間には敷居が高く感じていたんですよね。

それに登山しなければならないので、中々参拝出来なかったけど、
白山登山の事もあり、ようやく意を決して大峯山寺に参拝です。

朝の5時に自宅を出発し、高速と309号線を乗り継いで、
約2時間で女人結界門前の大橋茶屋に到着。

大橋茶屋さんが最寄の有料駐車場となり、
一日だと駐車料金は千円となります。




今回のルートは大峯大橋から山上ヶ岳まで、
片道7.4キロの往復となります。

マジか?

普段はそんな距離歩いて無いけど。(^^;


【大峯大橋】


大橋茶屋からすぐにあるのが清浄大橋とも呼ばれる大峯大橋です。

いよいよと気合いが入ります。


【境内社】





【不動明王】



【鳥居】


扁額を見ても何を書いてるかよく分からない。

お社が無いから遥拝みたいなものか。


【石仏】






今回の登山の安全をお祈り。


【女人結界門】


ここまで女性は来れますが、
結界門より先は入る事は許されません。

ここまで来るといつもと違ったピリッとした緊張感が。

こんなのは久しぶりです。

意を決して女人結界門を入った。

朝7時10分登山開始。


【登山道】




暫く薄暗い緩やかな道を登っていく。




約10分ぐらいで標高1000メートルの看板がある広場に到着。


【役行者神変大菩薩】


小さな社がありますね。

お参りしておこう。




これを見て愕然とした。

尊像を盗むとか有りえへんやろ。(怒)

ほとんど人が入らない冬にここまで来て盗むとは飽きれるばかり。

地獄少女のセリフを借りると「いっぺん死んでみる?」だな。


【鉄橋】


こういう橋はこの先幾つもあって、
どれもどこかの講が寄贈していました。




歩くと結構グワングワンとたわんで焦る。(^^;


【登山道】


登山といえば急な登りがつきものですが、
平坦な道も多く今の所は楽ですね。


【一本松茶屋】


最初の茶屋が見えてきました。

約30分で到着です。




皇太子殿下も来られたようです。




ここは単なる休憩所です。

中より外の方が涼しいので少し休憩して登山開始。


【登山道】





【案内板】


次の茶屋まで遠いな。(^^;


【登山道】




こういう木の根道もあります。


【霊泉御助水】




約1時間5分で到着。

ここまで長く感じたわ~。(^^;

ロープウェイが無いかなぁとずっと思ってたよ。(苦笑)




え~~~、この水は飲めるの?

死んでる小さい虫も浮いているんだけど。(^^;

これは現代の日本人が飲んだらアカンやつやね。

冷たいからタオルに水をかけて顏は拭けたけど。


【盗難】


お助け水の横には祠があるけど、
またしてもこんな看板が。

神仏を恐れる悪行とはまさにこの事ですね。

残念です。


【案内板】


お助け水はちょうど中間点で残り2710メートル。

頑張りまっしょい。


【苔】


横たわる大木の上に生命の逞しさを感じますね。


【登山道】





【洞辻茶屋】


約1時間半で到着。

ここでパンとアクエリアスを補給。

売店も何店かありましたが9時前の段階では開いてませんでした。

しかし売店ではビールも売ってるのね。

こういう修験道の厳しい山でビールは意外だなぁ。

個人的にはストイックにビールの販売は禁止してもらいたい。


【役行者】



【不動明王】


役行者と不動明王に御挨拶をして先を進む。


【案内板】


山頂まで40~50分。


【風景】



【陀羅尼助茶屋】


約1時間50分で到着。




煙がけむたい。

売店が開いてるようです。




焼印をしている間にここで休憩。

あったかいお茶と金平糖をいただく。

金平糖なんて何十年振りに食べたけど美味かった。(^^


【役行者】



【焼印】


熊野古道で買った杖が一気にグレードアップした感じ。(^^

500円でやっていただけるのでお勧めです。


長くなりましたので続きはまた明日。