足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

アリババ(BABA)が続落

2014-09-24 05:57:39 | 株式
日米とも相場は調整局面にはいった。
これといった材料が出たわけでなく、これまでの地政学リスクでるウクライナ、イスラム国、イエーメンなど問題も解決の糸口がつかめる方向に向かうが、NY株はダウ平均1万7000ドル台、S&P5002000ポイント台固めの動きが崩れ微調整にはいった。
当然、東京市場にも影響を与えるが、日本株の大きな救いは円安トレンドが定着してきたことだ。この点はこれまでのNY株安→日本株安という連鎖反応を和らげる。
来月にはいれば日米とも第3四半期の決算発表がはじまり、特に東京市場では円安の効果が数字になって具体的に個々の銘柄には好決算を提供する。アベノミクスが想定していた以外の好材料である。
NY市場には「5月に売って10月に再出動」という経験則がある。年間を通じての経験的なパターンだが、数ある経験則のなかでもかなり確度は高い。この経験則をあてはめると
年末に向けての相場の動きは悪くない。
アリババ(BABA)は公開後、3日目にはいったが、$87.02と-3.19%下落し、続落した。下値には大手機関投資家、ヘッジファンドの買い物が出るのでフェイスブック(FB)ほどの下落にはならないだろう。次の大きなイベントは10月の第3四半期の決算発表である。
乗り遅れた投資家に株価の調整は大歓迎である。


NY株は8月初め以来の下落、アリババにも売り物

2014-09-23 06:28:11 | 株式
NY株は100ドル以上の下落になった。8月初め以来の下落幅。
住宅関連の指標が事前の予想を下回った。これらの材料はあくまできっかけで、テクニカル面での調整とみられる。ここ2週間、ウォール街の焦点は新規公開のアリババ(BABA)に注がれてきたが、IPO市場にとっては今年最大のイベントが終わり一休みしたいところか。アリババは初日の熱気から冷静になり、この日は売り物に押され-4%下落した。公開時に設定したオプションを幹事証券は発動し、新規に新株を発行し合計で250億ドル(2兆7000億円)の資金吸収になった。追加で発行された株式はフィデリティ、ブラック・ロック、T.ロープライスの大手機関投資家が1000億円単位で購入した。これらの投資家は運用資産の一部を指数変動に合わせる必要があり、アリババのような大型株は組み入れを迫られる。
アリババの時価総額は2310億ドル(25兆円)とフェイスブック(FB)の1990億ドル(21兆円)を上回った。
アリババ人気の一服で大株主のヤフー(YHOO)の株価も一服し、この日は-6%下落した。
東京市場でも関連株のソフトバンク(9984)も同じように-6.1%下落。
ただ米証券会社のMKMパートナーズはアリババの目先の目標値を$125とした。長期的には2倍の可能性があると強気見通しを出した。

円安の業績への好影響に関心

2014-09-22 07:20:02 | 株式
先週のアリババ(BABA)のIPO(新規公開)の狂想曲から覚めたウォール街の今週は静かになりそう。
NY相場の基調は強い。
理由は先週の連銀FOMCで引き続き現状を注視していくというイエレン路線は再確認され市場には安心感が広がる。現在のPER15倍は過去10年の平均値の近辺にある。企業業績は好調で、金融緩和の継続と並んで相場を支える2本柱だ。これまで折に触れ市場の弱気材料にされてきたウクライナ、中東での紛争だ、この方もロシアの問題解決への意向が鮮明になってきた。
東京市場は思わぬ急激な円安トレンドを背景に、目先は9月中間決算の業績の好影響が個々の物色の好材料になる。大型株のトヨタ自(7203)の人気化のような現象が横へ広がっていくだろう。引き続き富士重工業(7270)、マツダ7261)、三菱自(7211)を主軸に自動車株への注目を続ける。
東京でのゲームショーでスクウェ・エニックス(9684)のSNSゲームのドラゴン・モンスターズが一時はアップル・ストアのトップに踊り出たが、再び、ミクシィ(2121)のモンストが1位を奪回し、その人気の強さが実証された。

アリババの公開は異常な人気

2014-09-20 08:32:17 | 日記
NY市場でアリババ(BABA)が公開された。
初値$92.70、高値$99.70、安値$$89.45、終値$93.89であった。
公開価格$68に対して+38%であった。時価総額は2310億ドル(25兆円)の超大型企業の誕生である。
オンライン・ブローカーTD・アメリトレードによると同社全体の1日の取引のうちアリババが15%を占めたが、フェイスブックの22%には及ばなかった。アリババは機関投資家、ヘッジファンドの間での評価が高く、1000億円単位の申し込みをしたが、割り当てられた数は別にしてIPO価格で入手した株が1日で38%も上がったのだから強気は当たった。
アリババの馬雲会長の「ウォールマート、マイクロソフト、IBMのように世の中を変える原動力になる」という将来像に共鳴する大手投資家が多かったが、むしろ個人投資家のほうが相対的には冷静であった。ただ中国ではインターネット時代の幕開けに大きく貢献してきたことは確かだ。先に発表した第2四半期の利益ではPER61倍で今後の成長性でしか高株価の説明はつかない。
IPO価格の10%上の$75近辺での投資を考えたが当てが大きく外れた。これまでのアナリストの最も強気の推奨目標の$100に近づいた。
われわれの関心は東京市場でのIPO(新規公開)に再び戻る。今週、17日に公開されたロックオン(3690)の初日は初値形成がならず、2日目に公開価格1300円に対して5000円(1.9倍)で寄り付き、金曜日は5490円(2.1倍)買いのストップ高で終わった。Eコマース、広告の効率化の企業である。
足元のIPO市場の人気は規模の点ではウォール街の比ではないが,良し悪しは別にして異常な人気は続く。

本日 NY市場でアリババ(BABA)公開

2014-09-19 13:50:36 | 株式

円相場がNY市場で108.95円になった。いったん勢いづいた相場の勢いは止まらない。
これまで対円相場に溜まっていた円売りエネルギーが爆発を続けている感じである。ウォール街では「連銀FFOMCの結果は株価にはプラス、債券にはマイナス」と異なった反応をみせたことに戸惑いが出る。本来なら金利高、株安が常識だが、新しい解釈をとるトレダーの動きがでてきている。

本日、アリババ(BABA)がNY取引所に公開される。
日本からはオンライン取引で売買ができるが、注文は初値形成した後でしか出せない。
これまでアリババについては本ブログで追跡してきたが、人気はロードシヨーの回数が重なるにしたがって盛り上がってきた。
特に大手機関投資家やヘッジファンドの間での人気が高く、1社で1000億円単位の注文を出すケースが多いようだ。

中国最大のインターネット企業で、これまでの成長をみると馬雲会長の経営力は非凡だ。
アマゾン、Eベイを合体したようなビジネスモデルといわれてきたが、プレゼンテーションが進むにつれ類似の企業はなく
独自のビジネスモデルをつくりあげたという評価に変わってきた。

ウォールストリート・ジャーナル紙は①世界最大のEコマース企業②ブックビルディングの価格帯の中間$67で評価すると時価総額は$1650ドル(17兆9000億円)とグーグル、フェイスブックに次ぐ第3位のネット企業④大株主はソフトバンク32.4%、ヤフー17.5%、馬雲会長8.3%-と数字でアリババを紹介している。

差し当たり本日、寄り後に投資を考えたい。

東京市場では昨日はミクシィ(2121)が反騰した。アップルストアで昨日は「モンスト」が首位になった。またコロブラ(3668)の黒猫ウィズ第3位、白猫プロジェクト第7位、プロ野球第15位と上位の作品が最近増えてきた。株価は人気づくだろう。


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