足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

自律反発する

2006-03-04 16:57:27 | 株式

ウォール街でも日本の金融政策の転換が関心事になってきた。「ヨーロッパに続いて日本も金利が上昇する」と話題になっている。それにしても年初来の株価を比べるとニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、パリの株価はプラスであるのに、東京だけがマイナス。昨年末の日経平均16111円に対して金曜日は15663円と-2.8%であった。ファンダメンタルは悪化するどころか、デフレ脱却が明確になったのに、どうしたことか?

目先は反騰するとみる。テクニカルには底値圏を暗示している。今年の日経平均の安値15341円(1月18日)の時の騰落指数(25日移動平均)79.9%、株価のカイ離率(同)-3.75%であったが、金曜日は騰落指数(同)74.6%、カイ離率(同)-3.4%と安値時に並んだ。本日の日経新聞に報じられた「昨年五月以来ほぼ9ヵ月半ぶりの低水準」というのは、昨年五月17日の騰落指数(同)73.6%、カイ離率(同)-3.50%のことである。このとき日経平均は10825円であった。このときと同じ水準になってきた。

相場は自律反発するところへきている。来週は「買い場」である。