足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
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ジョージ・ソロスの片腕  ドラッケン・ミラーの見解

2020-01-27 16:17:52 | 投資戦略
ジョージ・ソロスの片腕として、名声を作り上げたスタンレー・ドラッケンミラーはヘッジファンド業界の成長に大きく貢献したが、今なお現職で健在だ。
「相場の目先については強気だ。目先に大統領選を控えているからだ。向こう数ヵ月は上昇相場が続く。ただ目先に落とし穴はある。選挙でトランプ大統領が再選に失敗する場合だ。その場合は相場が下落相場に転換し、長期にわたる上昇相場は終焉するだろう」。
ほかにも問題は存在する。大統領選でトランプが敗退する場合だ。可能性は低いがまさかの場合には金融市場は大きな混乱を起こす。
金融市場での問題は長年の金融緩和政策で市場には問題のある金融資産がたい積してきた。政府の多額の債務も今後の処理が気になる。
ほかの問題は年末にはインフレ懸念が深刻化し連銀が金融政策の転換を迫られることだ。
ドラッケンミラーは過去30年間にわたり金融市場の先行きを的確に予想し、ヘッジファンド運用では、ソロスの傘下を離れてからも業界では最もすぐれた運用者の名声を残してきた。
ウォールストリー・ジャーナル紙は「業界の繁栄にもっとも貢献した人物」と評価している。最近は彼は「大統領選ではエリザベス・ウォーレン(民主党リーダー)の当選が望ましい」としているが、「選挙民はアメリカに最適な人物を選ばないだろう」と予想している。
ウォール街には現職のトランプ大統領の人気が高いからだ。

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