足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米ともハイテク人気が鮮明

2013-12-11 07:54:13 | 株式

 NY株は小幅安。来週の17~18日の連銀FOMCの会合の結果待ち。これまでの政策転換の予想は後退し、結局はイエーレン新議長の誕生まで持ち越されるという見方が有力になってきた。

 株価の方は、ことしで足掛け5年の上昇を記録したが、過去のパターンではさらに一年の上昇になった経験則に注目する向きもでてきた。

 昨日の株価指数は下落したが、個々の人気株の動きは強い。先月、公開したツィツター(TWTR)が人気を集め公開後の新高値になった。IPO価格比では2倍になった。

 相場の全体の動きに逆行してグーグル(GOOG)、ヤフー(YHOO)、ネットフレックス(NFLX)などハイテクの人気株は上昇した。新年の相場の方向性を示す動きである。

 東京市場では引き続きインターネット、ハイテクのIPOが続き、新スターが誕生する。この人気を単なる投機人気と割り切るわけにはいかない。ウォール街と同じように2014年の相場の方向性の一つのカギになりそうである。

 東京市場で始まったIPOラッシュがきっかけになって市場での個人投資家の資金が膨れ上がっている。

 

今週はホットリンク(3680),ブイキューブ(3681)とネット関連2銘柄が公開されたが、これまでの人気とは異なる動きが出てきた。初値形成後にいずれもストップ高で引けたことだ。

 これまでの人気の流れでは寄り付き後に売られるのが通例であったが、昨日は違った。投資家サイドでも合理的な動きをする動きが強まり、公開後の株価の人気をみてという動きが出てきた。望ましいことである。

 本日以降のIPO銘柄にもこの動きが出てれば、初値買いという戦略の成功率は高くなる。われわれのIPO銘柄の分析が効果を発揮し始めた。