金相場に火が点いた。
本年は2月初めに8600円で底入れしたあと、最近には動き始め9300円台まで駆け上がった。
これといった材料が出たわけでなく、本年に入ってからの株式相場の動きも不明確で、投機資金は行き場を失っていた。
今朝はウクライナ情勢への不安感が高ってきたが、ロシア側の攻撃の勢いが行き詰まり情勢は混沌としてきた。
昨年は悪材料であったコロナ問題も依然として懸念を残している。
投機資金は商品相場の動きには敏感で、資金は次の投機対象として出番を探っている感じがする。
最近はかってのソロスのように金相場に点火しようというヘッジファンドも見当たらないが、消去戦略で行くと商品相場がいつ動いても投機資金が流入するときに来ている感じがする。コロナ問題が一巡したので、金相場が浮き始めた感じがする。本日の商品相場の動きには注目したい。