昨日はダウ平均の新高値への上昇につれて、ナスダック指数も2001年2月以来、6年ぶりの高値になった。
ウォール街ではハイテク株への関心が高まってきている感じを受ける。
今回のハイテク株のリード役はシスコ・システムズ(CSCO)で昨日、決算発表をしたが、予想の上限の決算になった。年初来の株価の上昇率は40%になり52週の高値を更新した。
売上げ+25%、純利益+28%と往年の成長路線を取り戻した。第2四半期(11月~来年1月)も売上げ+24~+25%、利益+21%を見込んでいる。
通信機器のルーターや交換機が好調でブロードバンド化を進める通信業界からの受注が着実に増えてきている。それにネット上での画像の送受信がふえ、この面からの需要も予想以上であった。シスコ・システムズの好調はハイテクやインターネット業界の復調を象徴する。2000年のITブームの立役者であっただけに、ほかの銘柄への波及効果も大きい。
米国内だけではなく、世界的に通信機器の需要が高まってきている。
日本でもこれまで低迷していたネットワーク機器のNGN(ネクスト・ジェネレーション・ネットワーク)時代の到来ということが、情報通信業界のバズワードになってきた。
ナスダック指数の上昇は世界的なハイテク業界の上昇気運の兆しを示しているのかもしれない。
本日は後場、新興市場が動き始めた。年末にかけての反騰を期待してる。