足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヘッジファンドは前向き・・・ヨーロッパ、日本、インド、中国に注目 

2015-04-10 07:06:19 | 投資戦略
NY株はヘルスケア、エネルギーが牽引して続伸した。
注目点は来週から本格化する第1四半期の決算発表である。全体では収益はマイナスになるが、個々の銘柄ではすでに悪材料は折込み、意外性のある増額修正には人気が集中するだろう。

米国のヘッジファンドを訪問した英国の投資銀行のレポートによるとヨーロッパ、日本、中国、インドへの関心が高くマクロ、ミクロ両面で強気が目立った。
日本では大手銀行、企業年金、郵貯、日銀の株式市場での活躍が今後の大きな注目点で東京市場は需給面で大きな変革期にきているとみる。
インドは改革が進展し民間部門での復活が目立ち、かつての中国のように各産業で投資機会が出てくるとみる。
短期的にはヨーロッパが最も魅力のある投資機会を提供している。ユーロ中央銀行の量的緩和で日本経済の復活に続く存在感が出てきた。
世界的な視点ではこのような局面はリーマンショック後の局面では初めてで日欧米、インド、中国と足並みがそろってきた。
特に米国ではアクティビスト(大株主になって株式価値の向上を迫る)の活動が定着してヘッジファンド運用の大黒柱になってきたことが、業界に大きな成長チャンスをもたらせている。
ヘッファンドの運用者は総じて前向きで相場上昇では大きな役割を果たすとみる。

東京市場ではここ2年間のような円安という相場のビッグ材料は消滅してきて、ビジネスを買うという原理原則が銘柄を選ぶ最大のルールになってきた。
カルビー(2229)、リゾートトラスト(4681)シスメックス(6869)、シマノ(7309)、朝日インテック(7747)、日本空港ビル(9706)などに投資して、このルールが真理であることを実感する。このグループにクックパッド(2193)を加えた。


コメントを投稿