週末の「米誌ビジネスウィーク・オンライン」が携帯型ゲームの「ニンテンドー・DS Lite」を絶賛した。この種のメディアには珍しい賞賛の記事である。
「その格好のよさは初めて手にしたときはアップルの製品と思うぐらいすばらしい印象」と褒めている。
2004年12月に出したDS(ダブル・スクリーン)のゲーム機器に比べて42%もサイズが小さくなり、20%軽くなった。マイクロホンが両わきにつきか音感がよくなった上に、操作性が格段に向上した。画面も格段に改良された。電池の寿命(充電式)も4時間の充電で19時間もつ。
「もしDSを買っていないなら、ゲーム・フアンとしてDS Liteを持つべきだ。iPodやソニーのPSPに飽きたなら、なおさらなことである」と報じている。
DS Liteはことし3月に発売した。日本で人気に火がつき、ヨーロッパでヒットしたが米国では出足はいまひとつというのが一部のアナリストの評価にもあったが、ビジネスウィーク誌のような評価が出てきたのは、米国で人気が出始めた証明である。
任天堂の成長を支えた製品である携帯型ゲームのゲームボーイアドバンス(2001年3月発売)の販売台数(8000万台)並みの製品になるとみる向きも出てきている。DSとDS Liteを合計した販売台数はビジネスウィーク誌によると、すでに2100万台を超えたところという。
この人気が今秋に発売予定のゲーム機器(据置き型)の前評判にもつながるだろう。