足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界的な株高に注目

2019-12-07 16:03:53 | 投資戦略
景気指標の主柱のひとつである11月の雇用指数が+26万6000人と1月以来の好調な数値になった。景気の鈍化懸念を気にする投資家がふえている中だけに、株価には大きな朗報である。同時に10月は既報の雇用データ12万8000人増から15万6000人増、9月は18万人増から19万3000人増に修正され、足元の景気の堅調なことを裏付けた。
失業率も3.6%から3.5%に修正され、賃金も時間当たり+0.2%に増額修正された。好調な雇用指数が米中間の貿易問題の先行き悪化を払拭、世界経済に影響を与えてきた地政学リスクの懸念を和らげた。
「金融緩和策が景気指標の好調に端的に現れ、米連銀は現在の政策遂行の効果に自信をもち、1.50%~1.75%の金利を続ける」と現在の金融政策を市場は歓迎する。
金曜日の市場では金融関連株の上昇が目立った。バンク・オブ・アメリカ、シティコープ
J.P.モルガンなど大手金融株が相場をリードした。
10年国債が+1.56%と急騰,雇用統計の予想を上回る数値が相場を押し上げた。
ヨーロッパ株、アジア株も軒並み高で石油、金相場も買われた。


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