足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

分割人気が蘇る

2005-06-27 21:07:17 | 株式
今週の世界の投資家の最大の関心事は、29~30日の米連銀のFOMCにある。
+0.25%の利上げは既定の事実ではあるが、利上げ発表時の声明文にどのような変化が現れるか?
今月に入ってから急に「金融引き締め最終段階」説が出始めた。
特に市場が問題にしたのが債券投資の世界でのウォーレン・バフェットといわれるビル・グロス(ピムコ)の、「引き締めは最終段階。あと2回で打ち止め」という発言。30兆円を超える資金を運用する人の発言だけに重みがある。
いま一人は、かねて私も注目しているISIグループのナンシー・ラザールの「3.75%で打ち止め」。秋が最後になる。
このような市場の声をグリーンスパン議長がどのように受け止めるか?
今週のウォール街も東京市場も神経質な動きになる。トレーダーも手持ちは減らし、ヘッジファンドも様子見気分だろう。
FOMC後の戦略を練る。
東京市場では新興市場だけが元気がよい。本日は6月末の分割の権利落ち日であったが、ストップ高銘柄が見られた。
事前に買うわれなかったのがよかった。株式分割への人気が蘇りつつある。日本独特の人気である。
夏相場は新興市場がリード役になるというかねての持論は変えていない。