足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
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NY株はアップル、フエィス・ブックが人気を牽引

2016-07-28 07:30:34 | 投資戦略
ォール街はダウ平均、S&P500は新高値更新しただけに一服気分が濃厚だが、ナスダック指数が好調で上昇した。
米連銀FOMCは2日間の会合が終わり金利は現状維持を決めた。イエレン議長は「景気鈍化のリスクは後退し、雇用、消費は堅調で景気は回復基調」として、次回の9月のFOMCでの利上げ検討の含みを残した。8月26日にはサクソンホールで世界の中央銀行の総裁を招いた会合を開くが、そのときのイエレン議長の講演に関心が移る。現在の景気の基調が継続するなら9月21日のFOMCで利上げが実現する可能性が高まった。
前日のアップルに続いて、この日はフェイスブック(FB)が好調な決算を発表した。アップルは急騰、フェイスブックは新高値を更新した。
フェイスブックはモバイル戦略が効を奏し、株式の公開以来、好調な決算発表が続く。ハイテク業界では第2のグーグルの地位にのし上がり、アップルの地位に向かってグーグルとのレースがはじまった。ユーザー数は17億人になり、新規の加入者が6000万人加わり快進撃を続ける。
市場では銀行、バイオ、医薬品、コンピュータ株が買われた。円相場は上昇が反転し105円台に戻った。

東京市場は日銀政策会合に関心が集まる。政府は追加の景気対策が事業規模28兆円と当初の予想を大きく上回る金額になる。残るは日銀の金融緩和策だが、黒田総裁がどのような新手を出すかに注目したい。残された緩和策は限られるが、これまでから政策は十分あると語ってきただけにサプライズを出せるかどうか。
任天堂(7974)の第1四半期の決算発表は大幅な減収、減益。2017年3月期の見通しは変えなかった。今回の人気はポケモンGoの異常な人気を材料に、モバイルへの進出を買った。今後の展開は9月のモバイル第1弾,第2弾のソフト人気にかかる。先行した昨夜のウォール街の株価は-4.72%と昨日の東京市場の-5.45%に追随した。今後はポケモンGoでなく、自前の新ソフトの人気が、今後の株価を動かすことになる。25日移動平均は13.6%まで落ちた。先週は一時89.9%の異常な過熱であった。過熱は解消に向かう。




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