足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

方向性を見極める時

2019-07-09 15:51:21 | 投資戦略
ウォール街では第2四半期の決算発表が渦中に入ってきた。
ゴールドマン・サックスが好決算を発表した。決算内容は事前の予想を上回った。しかし決算数字が伝わるや売り物が殺到し1.6%下落した。相場の基調がよいときなら代表的な金融銘柄にも買い物がはいるのが常識だが、発表後は待ち構えていたように売りものが出てきた。
また先週は消費関連のシンボル的な存在のプロクター&ギャンブルが好決算を出したが、株価には反応なし。投資家は過去の決算数字より、先行きに対しての不透明感が株価の上値を抑える。
これまで折に触れトランプ大統領が相場を下支える強気見通しの発信をしてきたが、今回はトランプ大統領も沈黙をつづける。
相場が高値圏にあるだけに下手に動くことができない。
モルガン・スタンレーでは米連銀の利下げを打ち出したが、相場にはすでに織り込み済みとして、市場のムードは完全に「戻り売り基調」に転換した。
相場水準が史上最高値圏にあるときだけに、当面は現金比率を高くするときである。
今後の相場展開の方向性に見極めがつくまでは静観したい

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