足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

金、石油の下落は過熱の反動

2011-01-05 08:04:42 | 株式

昨日は海外で商品相場が売られた。金-3.1%、銀-5.2%、プラチナ-2.2%、パラジウム-3.9%、銅-2.0%、石油-2.4%。

これといった悪材料が出たわけではないが、さまざまな理由がいわれる。

コンセンサスはテクニカルな面での相場の反動である。世界の経済の回復にともない、資源関連商品に対しての需給は窮迫するという根本的な見方は不変である。

毎年初め、「意外な10大出来事」を予想してきたバイロン・ウィーンはことしは「金は1600ドルになる」と発表している。昨年来の金相場の人気がここでストップすることは考えららない。

石油については季節的な相場の要因がいわれている。ここ3年間、1月初めには調整し、1月末から2月にかけて上昇するというパターンを指摘するトレーダーが多い。米国では年末の過熱感の調整が終わり、2月には寒波の到来で石油需要の急増で相場が反発するという季節的な習性がある。

昨日のウォール街ではエクソン株は上昇した。エネルギー関連の押し目は東京市場でも買いのチャンスである。

任天堂が昨日は相場に逆行安した。12日にNYタイムズが3DSの幼児(6歳以下)の子どもの長時間の使用への悪影響を伝えていたにがきっかけ。外人投資家の売りが株価に影響を与えた。今週末から3DSの体験会が千葉の幕張を皮切りに、全国主要都市で開催される。226日発売のキャンペーンを始める。人気商品にはつきものの問題点の指摘である。

悪影響は一時的な現象である。