足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界的に株価に人気が始動・・・・IPO市場にも魅力

2015-04-22 06:40:38 | 投資戦略
世界の株価の人気に好転の兆しが出てきた。
火の手をあげたのはヨーロッパ株である。足元にギリシア金融危機を抱えているのにドイツ、フランス、オランダ、英国株が上昇気流に乗ってきた。ヨーロッパ中央銀行の量的緩和策が発動されユーロ相場が下落、輸出関連が先頭を切って相場を牽引するのは2013年のアベノミクス相場の始動時と同じである。
米国投資家の国際投資ではヨーロッパ株が圧倒的に多く日本株の比ではない。ここ1年をみるとドイツ株は30%以上の上昇で日本株と肩を並べる。この1年間をみると中国、インドのパフォーマンスが抜群で、ウォール街の国際投資家のフトコロ具合が大きく好転してきた。当然、自国株投資への人気にも好影響を与える。

ウォール街では決算発表が本格化し昨日はナスダック指数が逆行高をした。
アップル、IBM,シスコのどのハイテクのほか、ヘルスケア関連への人気の回帰がめだつ。
しばらく鳴りを潜めていたサイバー攻撃防衛関連が動き始めた。好決算を期待した人気で、われわれが注目しているサイバーアーク(CYBR),ポロアルト・ネットワークス(PANW)が先頭を切る。引き続き注目できる。ぜひ米国株のポートフォリオに入れたい。
東京市場でも相場は目先底がはいった。年初来の人気業種の循環買い現象の始まりである。
輸出関連、消費関連、金融、ヘルスケアと好循環が続く。
先週の「トリトンスクエア通信」銘柄である塗料株の日本ペイント(4612)の動きが好調。
バフェットが米国株の関連株アクサルタ(AXTA)の大株主になったのがヒントだが、東京市場でも関連株の人気の拡大がみらえるだろう。今後は他の銘柄にも注目を広げたい。日本が得意とする隠れた成長分野である。
先行きIPO市場が始動する。小粒だが人気株が輩出しそうだ。会員の方は最近の「トリトンスクエア通信」を忘れず再読してもらいたい。
本日、公開の日本スキー場開発(6040・マ)は訪日外人のインバウンド関連の人気株のひとつになるだろう。


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