足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ナスダック指数が最高値に再挑戦

2015-04-23 07:19:37 | 投資戦略
NY株は反発、ナスダック指数は史上最高値5048.26ポイントに接近した(最高値は2002年10月)。
3月に一時は5026.42をつけ最高値更新は時間の問題とみたが、その後はもみ合いに転じた。2002年にITブームの天井を形成し15年を経て、史上最高値は秒読みの段階に入ってきた。ことしのナスダックの立役者はネットフレックス、アマゾン、アップル、エレクトロニクス・アーツ、アクティビジョンなどである。メデイア、モバイル、インターネット、ゲームソフト関連である。主役は交代したがアップルはマイクロソフトに代わって米国企業のシンボルになった。またゲーム関連銘柄の人気の復活も注目される。
いまひとつM&A関連がナスダック復活に貢献し、特にヘルスケア人気が15年前にはみられなかった現象でインターネット関連と並んで技術革新を牽引してきた。

昨日のNY株を支えたのは企業業績の発表である。第1四半期の決算発表は佳境にはいったが、事前の慎重な見方を覆しサプライズ決算が目立つ。ドル高で企業業績の低下を懸念したが、キャタビラ、コカコーラ、マクドイナルズ、ビザなどの多国籍企業に人気が回帰してきた。
年初来のNYダウ平均銘柄ではアップル、ボーイング、ディズニー、ファイザー、ユナイテッド・テクノロジーズなど米国企業の顔が上昇相場を牽引した。
上海市場、東京市場の回復もNYダウの人気に貢献した。

債券投資のバフェットといわれるビル・グロスがドイツ国債にショート・ポジションを積み上げ話題になっている。国債の金利はマイナスを続ける。ユーロッパ中央銀行のドイツ国債買いが原動力だが、市場では2002年のソロスのポンド投機を連想する。当時のイングランド銀行がポンド防衛のために必死になって買い出動したのをヘッジファンドが売り向かった。ユーロ中央銀行のドラギ総裁を当時のイングランド銀行になぞらえる。

昨日公開の日本スキ-場開発(6040)の出足は好調。日本駐車場開発(2353)の新ビジネス分野の成功例。インバウンド関連株のひとつでもある。


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