足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

アップル(AAPL)に注目

2019-10-12 17:55:36 | 投資戦略
足掛け2年に及ぶ米中の関税交渉が一転し解決の方向に進んだ。これまで農産物の関税面で難航したが両社に譲歩の兆しが出て、トランプ大統領が中国の代表団と面談する段階にはいった。交渉の進展がみえはじめたからである。
両国が気にしたのは、交渉が挫折すれば世界経済に大きな打撃を与る懸念が出てきたからである。ヨーロッパの優等生であるドイツでさえ先行きに危機感を持ちはじめた。
中国の提案は農産物の輸入を増加し、一方の米国は関税問題で譲歩するという合意がでた。
金曜日のNYダウ平均は+319ドルと急騰した。米国のアナリストは今回の話合いの結末に楽観的なコメントを発信した。関税戦争は当面は休戦にはいる。

先週末からアップル(AAPL)の株価が大きく動きはじめた。
9月10日にiPhone11を発売して1ヵ月余が経過した。発売当初は人気が出たものの、その人気が続くかどうかには世間の見方は一致しなかった。
現在のアナリストの見方は「強気」は25人、「ホールド(持続)」は18人、「売り」は5人である。向こう12ヵ月の目標値の平均は$224.時価は$236.21。
株価はここ2年9ヵ月で2.4倍に上昇した。
第3番目の大株主にウォーレン・バフェットの名が登場する。これまでハイテク嫌いで通してきた投資家が世界最大の時価総額アップルに顔を出した。ハイテク嫌いという信念をすっかり捨てた。米国のシンボルで成長性の高い銘柄に強い確信をもった。
バフェツトの選択眼が「Go!」を出した。われわれも再評価しよう。



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