バイロン・ウィンといえば毎年、新年の「予想外の10大出来事」を発表し続け、彼のトレードマークにしたストラティジスト。
永年、モルガン・スタンレーのストラティジストを勤め2005年にヘッジファンドのピコット・キャピタルに入った。
投資家の間での信頼度の高いヘッジファンドである。
ソロスの親友としても有名だ。
そのときどきの常識とは反対の予想を選ぶ。これまでの確率は50%であるが、話題性のある予想は世界の投資家が注目する。
昨年はオバマ大統領の誕生を予想、株価の下落も当てた。
2009年の株価はS&P500が1,200になると強気だ。昨年末のS&P500は903であったので、32%上昇になる。
また中国株の反発も見込んでいる。政府の財政政策が効果をあげ景気は回復する。
為替相場は円高を見込んでおり75円とみる。またユーロ・ドルも上昇し$1.65とみる。
ITバブル崩壊を天井の2ヵ月前に予想したことでも有名。
株式に強気なのは投資家の失望の転換、ヘッジファンド、投資信託からの資金流失のストップなどをあげる。
市場での常識が「投資は損をする」から「投資で成果があがる」に大きく転換することをあげている。