足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日本株がNY株より上昇スピードが早い・・・注目株が上昇

2017-01-28 07:43:08 | 投資戦略
今週はNY株にとっては記念すべき1週間でダウ平均株価は2万ドルの大台を維持して引けた。一部の景気指標の軟化が気にされたが、上昇トレンドの勢いは続く。
背景には好調な企業業績の発表がある。来週はアマゾン、フェイスブック、アップルの決算発表がある。最近の相場を牽引した金融、製造業は下落したが、バイオ、医薬品、ハイテクは堅調。
日銀の国債の買い入れ増額で円相場は下落した。問題のメキシコの通過ペソは上昇した。
日経新聞など日本のメデイアの論調はトランプ政権の運営に懸念をもつが、ウォール街ではその種の懸念は多くなく、今後の経済政策、株価の行方についても強気な見方が支配する。NY株の動きを追跡していると実感として分かる。

日米の株価を振り返ると昨年11月の大統領選の安値から日経平均は+21%、NYダウは+12.%で日本株の方が上昇率ははるかに高い。大きな理由は円相場の下落で日本の投資家の方がトランプ大統領当選の恩恵を受けているからだ。株価の上昇率は2倍以上というのは、外人投資家の日本株の見直しの大きな理由にもなっている。今後の日米の株価の動きを判断する上での大きな注目点である。景気、企業業績の回復のスピードは米国を上回るのか?

東京市場でも決算発表が始まった。
いままでのところポジティブな決算が大勢の動き。
われわれの注目のコア銘柄のエムスリー(2413)、MonotaRO(3064)が決算を発表した。予想を上回る内容で成長路線が一段と上方にシフトする。この種の株の出番がこれから始まる。
テーマ買いから個別物色の人気も浮上する。再度、強力に推奨したい。


久しぶりに新書を書いた。書店に並ぶはずである。
題名は「株で資産を蓄える」(開拓社)。
ここ20年間、バフェット、ピータ・リンチ、ビル・ミラーという20世紀が生んだ史上最高の投資家の教えをもとに、ヘッジファンドを交えた投資論である。
PCで書きながらIT革命のすごさを実感した1年であった。世の中は大きく、今日も進歩している。

発行元の「開拓社」は学生時代に愛読した月刊誌「英語青年」でなじみのある会社。感無量である。


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