足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクの決算発表

2016-07-29 05:50:56 | 投資戦略
ウォール街は第2四半期の決算発表が佳境にはいってきた。
昨日はフェイスブック(FB)がサプライズ決算で株価が上昇し、この日も続伸。時価総額は3528億ドル(37兆円)とバークシア・ハザウェイ(BRKA)の3556億ドルにほぼ肩を並べた。ランキングでは第5位だが、現在のトップはアップル(AAPL)でグーグル(GOOG),マイクロソフト(MSFT)と続く。
株式公開はグーグルが2004年、フェイスブックが2012年と、21世紀に市場に登場した新進2社がトップのアップルを追いかける。いずれもインターネット業界の覇者だが、技術革新では先頭をいく米国の底力を示す好例で、この2社がいずれ時価総額のトップ争いをする市場はみる。東京市場とは異なり、この種の新興の成長株が踊り出る米国のバイタリティの強さの象徴である。
日本では、このようなケースは見当たないが、この2社には公開時に投資してみて、米国の新興市場の成長株の威力を実感できた。グーグルは途中で利食いしたが、フェイスブックはIPO時に投資したまま保有し成長株投資の魅力を実感している。

ソフトバンク(9984)が決算発表した。
説明会では最近、買収した英半導体関連のアーム社についての説明に力がはいった。6月に後継者候補ニケシュ・アローラ副社長が急遽、退任したのは今回の買収には関係ないとコメントした。しかし買収の話を聞きながら、買収の件で対立したと感じた。
買収金額は3.3兆円、のれん代償却が5兆円と膨大なつけが残る。孫社長が米スプリントについで大きな賭けに打って出たことは事実。孫社長でしか判断できない魅力があるようだ。懸案の米スプリントの再建にメドがついたことが背景にある。
第3の成長期に向かって舵を切った。日本の大手企業の経営者みられない企業家精神には注目したい。株価は底値圏にある。



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