朝鮮半島での緊張が世界の株価を動かした。
NY株をはじめ新興国株にも打撃を与えている。一方、為替はドル、スイス・フラン、円が堅調。安全な資産に逃避するという人気が表面化した。ユーロにはアイルランド問題がのしかかる。
ただ朝鮮半島でのこの種の緊張はこれまでから定期的に起こってきた。ウォール街でも「韓国株の下落は買いのチャンスとみて、サムソン電子と鉄鋼のポスコの押し目買いを進める専門家もいる。
ウォール街では18.04になっていたVIX(恐怖)指数が20台になった。本日の日経新聞には国際投信が来月、VIX指数のETFを大証に上場すると伝えている。すでに米国では人気のETFの一つとして売買されてきたが、日本で売買できるようになるのは歓迎したい。われわれはVIX指数に注目してきたので、これからも節目では取り上げていきたい。
さてここでのわれわれの投資作戦はどうするか?
NY株の動きとの連動性を高めてきたことに注目し、相場の押し目は買いのチャンスである。
その一つは証券、銀行株である。最近の金融株の上昇でテクニカルに過熱信号が出てきたが、株価の押しが続き、25日移動平均に接近するなら注目したい。