足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

太陽光発電でも脚光・・・電気自動車のエンロン・マスク

2013-10-12 08:56:08 | 株式

 NY株は3日間の連騰。債務上限問題はオバマ大統領と下院首脳の間で話合いが進展している模様で、相場は前向きな評価をしている。政治の混乱で消費者のセンチメントに影響を与えることを議会では問題にされている。

 ウォール街では太陽光発電関連の銘柄が高い。電気自動車テスラ(TSLA)の成功で一躍、ウォール街でもスターになったイーロン・マスクが経営するソラーシティ(SCTY)の株価が昨日は1日で+22%も急騰した。現在の米国の太陽光発電市場の人気はこれまでの理想買いの段階から収益の裏付けのある現実買いの段階にはいってきた。

 米国内での最大の市場であるカリフォルニア州では、第2四半期には新築住宅の68%が太陽光発電を設置した。米国では個人住宅向けの太陽光発電がブームの様相を呈してきた。ソラーシティの個人住宅向けの販売が前年比で2倍近い伸びになっている。

 日本でも米国に遅れてこれまで発表された計画が実行段階にはいってきた。一時は中国からの素材の安値輸入で、業界の収益が圧迫されたが、ここへきて円安もあり資材価格も安定し収益が出るようになってきた。

 米国は日本とは異なり太陽光発電関連のすそ野は広い。いまやかつてのIT関連に似た人気が出現してきた。株価は市場平均の3~4倍のスピードで上がり始めている。