中国の不動産開発の「中国恒大集団」にデフォルト(破綻)リスクのうわさが出ている。
破綻すればシステミックリスク(同業にも波及する)に繋がる懸念が高い。同社には23日から3月償還債の利払いがはじまる予定。同社が破綻した場合の影響は大きく、関係者は必死でリスクの拡大を防いでいる。
中国ではこの種の不動産会社の規模は日本と比べて断トツに大きく、破綻が出た場合の他企業へも悪影響は瞬時に波及する懸念がある。
政府としても見逃すわけにはいかない。「中国恒常大集団」の許家印主席は不動産購入先、投資家、パートナー、金融機関宛にわざわざ書簡を発送し「最低から脱出した」と報告し、リスクの歯止めに関わりはじめた。
ナスダック指数は5月来、ダウ平均は7月来の安値になった。世界の相場が中国でのデフォルト・リスクを懸念し始めた。
中国の政策当局も、このまま放置するわけにはいかず動き始めるだろう。
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