足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

トランプ大統領は無難な発進・・・日本は業績相場いり

2017-01-21 09:34:11 | 投資戦略
トランプ大統領の就任式が行われた。
就任演説では全く新しい政策の発言はなく、政策の柱である新規雇用の創出、貿易、減税、公共投資につて力点がはいった。強い米国の創出を強調し無難な内容であった。
これまでの過激な発言の連発に市場では何か撹乱材料が出るのでないかと懸念していたが、良識のあるスタートである。
市場では速効性のある政策と、成長率4%を期待する。今後は各閣僚の議会承認の作業が行われるが、新政策の発動は承認が決まってからになる。
就任前のNYダウ平均2万ドル達成は見送られた。週間ベースでみると、ここ2週は続落した。就任が相場の目先の天井になるという見方もあったが、大統領選後に買い出動した投資家は一休みで、あとは出遅れた資金がどのような動きをするかが注目点だ。
昨日のウォール街を取り囲む雰囲気は11月8日の選挙後と大きく変わり、トランプ大統領に期待する前向きの声が増えてきた感じを強くする。

「空理空論の時代は終わった。行動あるのみ」
「ワシントン支配から民衆の時代」
「政治家は繁栄したが、民衆は平等な富の分配はなかった」
「米国は支配層が守るのでなく、本来は国民の役目」
NYタイムズが取り上げた演説の言葉の断片である。

新年来、日本株は世界の投資家から注目されながら、人気のリード役が見当たらず分散型の相場展開であったが、今月下旬から第3四半期の決算発表が始まる。円相場の方向性にトレンドに変化がなければ(変化なしとみる)、業績相場の様相を高める。
昨日のNY株はバイオ、医薬品を除き幅広く変われた。日本株の動きのトレンドも同じとみる。

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