足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

個別物色の銘柄

2018-03-09 08:22:35 | 投資戦略
NY株は前日の下落分を埋め上昇した。トランプ大統領の鉄鋼、アルミの関税引き上げの余波も収まり市場は平静を取り戻した。民間の雇用関連ADP社によると2月の米雇用市場は引き続き絶好調で、一部の金融機関からはインフレ懸念の声も出てきた。
JPモルガンは物価上昇が金利上昇につながるとみる。目先は連銀が今月も利上げに踏み切るかどうかが関心事である。物価上昇が続けば金利正常化を目指す引き締め政策が一段と強まる。
トランプ大統領が発表した関税引き上げは鉄鋼、アルミ製品に限定されておりカナダ、メキシコは除外された。

市場では株価上昇の足取りが強すぎ、警戒感も出てきた。今回の株高は2016年以来、47%も上昇した。世界の株価は2010年代に入ってから大きな挫折もなく、着実に下値を切り上げてきた。
この日の相場のリード役はハイテクでアップル、グーグルがリードした。アメリカだけでなく、世界のハイテクの代表選手である。

東京市場はテーマや業種でお物色より、個々の銘柄の動きに注目したい。
ヘルスケア関連のユニーク存在のエムスリー(2413)はソニー・グループの成長株で、最近、米NVIDIA(Nビディア社)との共同プロジェクトを発表した。ウォール街ではアップル、グーグルと並ぶ人気株である。
エムスリーの先行きの評価を引き上げる好材料である。


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