足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米ともモメンタム銘柄に人気

2014-07-24 06:20:18 | 株式

 NY株はハイテク、ヘルスケア関連が牽引してS&P50026回目の高値更新、ダウ平均は小幅安だがナスダックは上昇した。決算発表ではフェイスブック(FB)が売上+61%、利益が2倍と好調。特にモバイル向け広告が牽引役で比率が62%(第1四半期52%)と大きく伸びた。公開時にはモバイル市場の拡大に後手に回り業績が伸び悩んだが、ここへきて軌道に乗り広告市場ではグーグルのシエアを侵食しはじめた。

ナスダック指数のいまひとつの牽引役はヘルケアだ。医薬品のほか医療機器関連にも人気が波及しロボット手術のインテュイティブ・サージカル・バイオジェン(ISRC)は18%高と急騰した。市場ではロボットの医療分野への進出に関心が広がる。

 

昨日の東京市場でもモメンタム銘柄の活躍が目立った。

 売買代金のビッグ10にはCYBERDYNE(7779),ミクシィ(2121)がソフトバンク、トヨタ自を抑えて1~2位を占めた。異常な現象ともいえるが、市場ではこの種の銘柄に投機資金が集中する。CYBERDYNEは月末の15の株式分割、ミクシィは人気ソフトの「モンスト」がアップルストアでガンホー・エンターテイメント(3765)を抜いて第1位に踊り出た。累計の利用者数が1000万人を超えたことも支援材料。SNSゲームは下剋上の時代が続く。「異常」と片づけることができない現象である。

ミクシィ(2121)がアップルストアのランキングのトップに躍り出た。常連のガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)にとって代わった。SNSゲームの世界でも人気の勢いが成長のエネルギーである。ミクシィの反撃が始まったことに注目。

 

ウォール街では今春にモメンタム銘柄の人気がピークを打ったが、ここへきて復調し相場の人気を盛り上げる。モメンタム銘柄特化型ETFが誕生しヘッジファンド、大口投資家の関心を集め始めた。

(以下は寄り後に寄稿)

ブラザー工業(6448)に注目。自社株買い、増配と株主にフレンドリーな政策を打ち出す。

好業績が背景にある。