足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヘルスケアから10倍株・・・・成長の矢になる

2013-04-20 11:31:09 | 株式
ワシントンで開かれていたG20では円安についての批判は出なかった。
麻生財務相は「デフレから脱却する過程での副産物」を主張し、IMFのラガルド専務理事、バーナンキ議長の賛同を得た。
ただ韓国が「現在の円高は北朝鮮問題よりも経済にとっては脅威」と批判したが少数意見に終わった。円相場はNY市場では100円に接近し、次の目標の110円に向かって進む。
安倍首相の記者会見で3つの矢の成長戦略が「医療、女性」が真っ先に軸になることが明らかになった。
本欄では株式市場の人気業種として医療機器関連を早くから取り上げてきたが、いよいよ現実買いの段階にはいる。息の長い相場になるだろう。投資家にとっては大きなチャンスが来た。
古くから米国ではヘルスケアという業種が投資銘柄のカテゴリーとして定着しウォール街の成長分野として確固たる位置を占めてきたが、日本には欠如し医薬品関連だけがあった。
しかしこれからは医薬品も含めたヘルスケアという業種が定着するだろう。
個々の銘柄の動きをみるとすでに立派に相場の柱になってきた。
われわれが注目した銘柄の値動きを昨年10~11月の安値からみると次の通りだ。
山下医科機械(3022)+4.1倍、日機装(6376)+65%、日本光電工(6849)2.1倍、シスメックス(6869)2.0倍、朝日インテック(7747)3.5倍,大研医器(7775)3.6倍。
(日経平均は+59%)。
これからはもっと銘柄の数を増やすつもりである。
数十年前にウォール街を見たとき、医療機器関連が成長分野として確立されていることに関心を引き付けられたが、東京市場では銘柄探しには苦労した。規制がひとつの壁だ、それが取り払われる方向で、成長戦略にはいっいた。老齢化日本を若くする手段でもある。
これらの分野の投資ではデンバーガー(10倍になる株)が出てくるだろう。