足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

パウエル連銀議長に難題

2019-06-25 16:50:13 | 投資戦略
NY株は堅調。
市場の強気筋さえ警戒信号を出す相場の勢いで、昨日は高値2万6951ドルに迫る2万6727ドルで引けた。
市場では強気筋のメディアでさえ「このまま上昇トレンドが続くことはない」と警戒信号を発しはじめた。
S&P500が新高値を記録しダウ平均の上昇勢いを上回った。
ウォール街で注目され始めたのはトランプ大統領とパウエル連銀議長の関係である。
その政策が米経済の現状にそぐわないとみれば、大統領には連銀議長を罷免する権限がある。
これまでの金融政策に満足してきたトランプ大統領だが、その意向に反する行動をとるようならいつでも罷免し、新議長に交代させる権限をもつ。
トランプ大統領の人気の要因のひとつはNY株の上昇であっただけに、株価の動向が人気を左右する可能性は高い。
パウエル議長が株式相場に打撃を与えるような政策を発動するようなら、これまでの世界株高をリードしてきた支柱が外されることになる。
このことをパウエル議長はだれよりもよく知っている。
現在のNYダウ平均は2万6726円と史上最高値2万6951円と大きな差がなく、ここで相場が崩れるようだと世界の株価に与える影響は大きい。
トランプ政権が現状をどう運営していくか。難題が出てきた。

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