足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街ではハイテクに出遅れ感

2010-03-31 07:58:16 | 株式

1四半期も本日で終わる。

S&P500ではハイテクの時価総額が最大の比率を占め19%である。これまで多くのストラティジストがもっとも期待してきたセクターである。しかし第1四半期の上昇率はわずか+1.8%であった。値上がり率でみると第7位で、製造業+11.9%、金融+11.2%、消費関連+10.2%のパフォーマンスに比べ大きく見劣りした。昨年はハイテク株が相場にアウトパフォームしたので、投資家は資金を景気敏感株である消費関連にシフトした。しかし、ここでハイテクから見切りをつけるのは早過ぎる。ハイテクは手元流動性が豊かで借金は少ない。世界的に企業は生産性を引き上げるための合理化投資をはじめた。先行きには期待がもてるのに、株価にはその種の材料が十分に織り込まれていない。最近の企業業績の増額修正の76%はハイテク企業である329日「バロンズ誌」)。

ウォール街ではハイテク株の出遅れを指摘する専門家がふえてきた。

東京市場はウォール街に一足先にハイテクに注目したのか、最近は資金の流入が目立つ。

昨日の東京市場の新高値銘柄は117であったが、ハイテクが30

特に日本を代表する日本電産(6594)、ファナック(6954)が昨日は一万円台に乗せ新高値であった。

この種の人気が先行き相場の主流のひとつになるとみる。

特にハイテクの中小型銘柄に出遅れが目立ってきた。