足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株のボックス圏離れるか?

2016-08-04 06:11:34 | 投資戦略
NYダウは先週はじめからの7日間の続落に休止符を打ち反騰した。
きっかけはマクロ指標の好転である。先頭をきって発表されたISMサービス指数は55.5と反転した。また金曜日の雇用統計(7月)の先行指標である民間企業ADPの7月の雇用者数は17万9000人増と予想17万人を上回った。
ドル、原油相場の反転も相場を支えた。金融株がリードしJPモルガン(JPM)とゴールドマン・サックス(GS)が上昇し、バイオ、製造業、エネルギーが上がった。
最近のNY株を振り返ると、6月末の英国民投票後に逆三尊型の底入れを示現、しばらく小
休止にはいった。S&P500は先週まで2週間間にわたって2160ポイント~2170ポイントの狭いレンジの推移をたどった。この間の変動率はわずか1.00%以内での小動き。 
「静力学」での典型的な強弱勢力の均衡状態が継続した。40年ぶり。
その後はボックス圏での推移で次の新しい展開を探ってきた。大勢が下落局面なら6月からの反騰局面後は値幅での調整が起こるはずだが今回はそれがみられないのが救いであった。
このような相場パターンは1970年以来と希有な動きを続けてきた。過去の経験則から先行き10%以上の上昇トレンドにはいることを暗示。昨日の上昇はこのパターンの再現を暗示する。特に景気指標の好調とドル高が支えたのは注目点。

懸念された円相場は100円台で止まった。今回の相場の調整でテクニカル指標も好転した。日経平均の25日移動平均の乖離率は-0.38%、同騰落指数は102.95%と反騰の素地が出てきた。
今週のバロンズ誌はソニー(6758)の新製品であるバーチャルリアティ(VR)のビデオゲームに注目、ソニー買いを奨める。


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