足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街に先を越される・・6月の新興市場は?

2005-06-01 18:48:23 | 株式
6月相場に入った。
5月の相場を指数別にみると日経平均+2.4%、TOPIX+1.2%。これに対して新興市場の日経ジャスダック-2.0%、マザーズ-5.7%、ヘラクレス-5.1%。ついでに目をウォール街に向けるとNYダウ+2.8%、ナスダック+7.7%、S&P500+3.1%であった。
意外であったのは米ナスダックが抜群のパフォーマンスを示したのに、日本の新興市場が調整したことである。これまでなかった現象である。
どうしたのか?
理由は1~4月の日米の相場の不振期にも、新興市場が「わが道を往く」と好調であった反動が出たとみる。
しかし今日はマザーズ市場で早くも売買代金が940億円と1000億円に迫ってきた。新興3市場とも株価は好調。
それに明日から関門海(3372・マ)を皮切りに、月間では今年最多の21銘柄のIPO(新規公開)が始まる。
5月下旬に公開された3銘柄(セレブリックス、レイコフ、ザッパラス)は、初値で投資していれば大火傷をした。それだけに初値買いには慎重になれば、チャンスなのだが、そう思い通りになるかどうか。
それと先に突如としてファイナンスを発表して大きく売られたオプト(2389・JQ)とACCESS(4813・マ)が、株価が底入れ戻りに入ってきた。成長のための資金調達で、これまでの成長トレンドが上方にシフトするなら、投資家にとってはチャンスである。
この2銘柄をいま一度、分析をし直そう。株価が動き始めた理由がそれぞれにある。