足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

組み入れ第1位は任天堂・・・大手海外投信

2007-10-24 16:11:26 | 株式

任天堂(7974)が明日、中間決算を発表する。

本日はストップ高の買い気配で引けた。明日の決算発表の内容を先取りし、20083月期の決算予想の増額を期待した。円高だけが気になるところであるが、決算処理上の問題で、直接、資金の出入りを伴うわけではない。短期的な視点なら別として、今回の任天堂の株価の動きには中、長期的な業績の展開を基本に考えて投資しなければ、せっかくのチャンスを失いかねない。

今週の米バロンズ誌にはカラモス・アセットマネジメントの経営者ジョン・カラモスのことが特集として掲載されている。運用資産は440億ドル(5兆円)である。

そのうちのカラモス・グロース・ファンドのことが、詳しく紹介されているが、これまでの成果は過去1年で+41.26%

ポートフォリオの一部が公開されている。組み入れ第1位は任天堂で資産の4.6%も占めている。

「すばらしい、競争力のある商品を生産。向こう2~3年は年平均50%の投資収益が期待できる」とカラモスは語っている。

今回の任天堂株の人気は、DSWiiという世界的なヒット商品が原動力になって、世界の大手投資家によって支えられている。

「株価はどこまで上がるか?」

難問であるが、ウォール街で、よく比較されるのはアップル(AAPL)である。今週、アップルは決算発表をして株価が急騰している。1日で+10%以上も上昇する日も珍しくない。

現在の時価総額は1618億ドル(185000億円)である。PER(株価収益率)は47倍。

本日の任天堂の時価総額は97400億円であった。PER33倍で