足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

目先き警戒信号が点滅

2019-04-18 21:41:41 | 投資戦略
NY株に注意信号が点滅してきたとみる投資家も増えてきた。
株価指数は高値圏で推移しているが、慎重な投資家は今週に入ってからの売買高の低水準での推移を強調しはじめた。
ウォール街では「rocking chairmarket」という表現を使って現在の相場をみている向きがふえてきた。
ウォール街で相場を解説する専門用語のひとつだ。
昨今のように市場の売買代金は低水準で推移しており方向感がつかめない。
相場の方向性が下落相場の到来を暗示しているといる。売買代金は大きく減少し昨年12月のクリスマス・シーズンとういと同じ模様とみる。空売りをふやし株価が上昇すれば売りポジションを増やす方向に傾く。月間の売買代金は2013年4月以来の低水準である。

先行き上昇するとみる向きは極端に減少し、押し目買いを入れる投資家の数は大きく落ち込んで来た。
いまのころ景気の停滞を予知する向きも相場を押し下げるポジションをとる自信を持たない。市場参加者の数も大きく落ち込んできたが、売買高が急増しているのはフェイスブック、アップル、アマゾン、グーグルなどに限られ、投資家は先行きの市場のトレンドの変化に大きな関心をもつ。売買代金が大きく減少しているだけに、相場の方向性に自信をもって把握できない。
米連銀の政策の前向きへの転換に神経を集中させる。その他の関心事は中国との関税問題の行方である。
相場はゆりかごのような動きを繰り返すなかで先行きに警戒信号を発する向きがふえてきたことには注目したい。