米国では11月23日の感謝祭を皮切りにクリスマスまでショッピング・シーズン入りした。
サブプライム問題で消費者の購買意欲は減退しているようだが、全体のトレンドに逆行しているのがTVゲームで人気のトップグループをいく。
そんななかでも任天堂のWiiの人気に拍車がかかっている。
IDCのゲーム・アナリストによると、「空前のヒット商品」にのし上がった。
発売して1年が経つが、腕を振ったり、パンチを打つといった、これまでにないゲームの機能に、ゲームフアンは魅了されている。
11月の最終週には米国で35万台が販売されたが、消費者の需要は供給を大きく上回り来年初めまでは需給のバランスは期待できないようだ。
アマゾン・コムのオンライン取引のサイトでは$490プラス送料という値段が付いている(メーカーの通常価格は$250)。
感謝祭のときはEベイのサイトでは$600という価格で取引が成立した。ソフトは「Wiiスポーツ」「Wiiマリオパーティ」が人気である。
これからソフト開発会社も、その機能を利用して様々な新機軸の内容のソフトを出し、Wiiがゲームの世界を大きく変化させるという見方が定着してきた。
任天堂が狙う「ゲーム人口を拡大する」とういう戦略の成功の確率が100%になってきたようだ。
われわれの関心事は本日、世界に先行して日本で販売された「Wii Fit」である。ソフトにはバランス・ボードという機器が付いているが、これまでのTVゲームには見られなかった機能だ。2008年3月期の業績がどれだけ増額されるか?
株価は年末相場のリード役になるだろう。