48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

実家にてお袋と、「お袋が死んだあとの事」を話す

2019年06月18日 01時23分27秒 | オッサンの日記
6月16日 日曜日 実家にてお袋と、「お袋が死んだあとの事」を話す

3か月ぶりに実家に帰った。高速を使えば3時間で帰れるのですが、諸事節約の折なので、国道を5時間で帰っております。高速だと眠たくて仕方がないのだ。
土曜日の夜遅くに到着し、次に日はオカンの買物に付き合って、午後に帰った。1泊しただけかもしれんが、オカンは喜んでおった。
うちのオカンは82歳である。昨年腰を悪くしてから、あまり出歩く事も無くなった。幸いにしてボケとは無縁なので、足腰が弱いだけである。
「私もお父さんと同じように、コロッと逝きたいわあ」
とよく言う。
「そんなことはないよお母さん」
と健気な反応をする孝行息子ではない。平気な顔をして、
「死んだあとは、家の始末やその他もろもろはどうすんねん?段取り考えるから教えといてや」
と目の前で平気で言う息子なのだ。これで財産でもあれば考えるが、めぼしい財産は築55年のボロ家だけである。他になーんにも無い。
家自体に財産価値が無い(笑)。売りたくても売れない限界集落。固定資産税だけ払い続けるのも嫌だ。
そこら辺の事もあって、酒飲みながら目の前のオカンが死んだ後の事を、2時間ほど喋っておった。

没落T岡家である。
ピンと来た事が無いのですが、うちのT岡家は、そこそこの財産があった(らしい)。
うちのオヤジが食い尽くして死んだ(笑)。食い尽くすだけならいいが、死んだときに借金1億5千万残しやがった(30年前です)。
当時私は大学生で、「この借金どうすんねん!」と悩んでおりました。何しろいつの間にかオヤジの赤字だらけの会社の役員になっており(勝手にするなあ!)、借入金の保証人になっておったのです(勝手にするなあ!)。
オヤジが死んだら俺が相続するしかないやんか。
「破産するしかねえかあ」と、法律の本を片っ端から読んでおりました(笑)。

幸いにして、「赤字の会社も借金も店も田畑も全部込み」で引き取ってくれるというありがたい地元の企業さんがおられましたので、いち早くその会社に押し付けてトンズラこいたのは私です。
周りの人たちは、
「もったいない。T岡君が学校をやめて本腰入れたら立て直せると思う。土地の値段もガンガン上がってるし。借金なんてあっという間に返せるよ」
と何人もの人に言われた。
「学校をやめて・・・」というのはですね、あの当時私は一度大学を卒業しまして、その後もう一度別の学部に入り直して勉強してた。しかも入り直したのは文学部なので、卒業しても学校の先生にならない限り、あまり意味が無い学部(笑)。
しかも当時(1989年)はバブル景気の真っ最中で、限界集落の田舎の土地も、見境なくガンガン値上がりしておったのです。
「もったいないもったいない」と皆さんによく言われましたが、
「商売・会社経営というものに、まるで興味がない」
「私がやっても上手く行くはずがない」
と思っていたので、全部無視して引き取っていただきました。
結果的には正解でして、4年後にはバブル崩壊で田舎の不動産価格はボロボロ。あのまま会社を引き継いでたら、えらい事になってたやろなあ。

現在お袋が住んでる家は、22年前に私と嫁で買ったものです。バブル崩壊後で安かった(笑)。それをオカンにあげたのが唯一の親孝行です。
私自身は学校を出てから就職したものの、最初勤めていた会社は倒産寸前になり(笑)、転職した会社はブラック企業で(笑)、ようやく今の会社の落ち着いたのが15年前です。

今考えたら短期間ですがドラマみたいな経験をしていたんだなあと(笑)。この経験から、
1、絶対に商売はしない(サラリーマンで結構)
2、借金をしない
3、欲をかかない
「欲をかかない」ってのはですね、「株」とか「資産運用」とか、甘い言葉に乗ってやっても、上手く行く人は一握りだと思っているからです。
ブラック企業に勤めて体を壊したことはありましたが、大きな爆弾や地雷に遭遇しなかってのは、この「自分の掟」があるからだと思っております。
でもこの3つの掟ですと、出世しない(笑)。わははは、それは仕方がない。転職を繰り返したこともあって、所得が全然上がらない。
となると、子供には「国公立以外はダメだから勉強せえ!」
オカンには、「家をあげたから、生活費は年金でなんとかせい!」
死んだ父親の博打みたいな人生は、小心者の私には絶対無理です。嫁や子供に借金を残すなんて考えられません(笑)。平凡が一番。

話が外れてしまった。
歳が歳なので心配であるが、2か月に1回は帰ろうと思う。夏ぐらいに、息子(孫)を無理やりにでも連れてこようか。

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