湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

仕方なくヤビツ

2007年02月21日 | 自転車生活
 なんとなく気だるい朝。なんとなく疲れの残る朝。なんとなくお休みな朝。でもって、なんとなく暖かく天気の良い朝。

 気持ち的にはいつもの山道か三浦半島の山道を走りたかったんだけれども、最近降った何度かの雨のせいで道はかなりぬかるんでしまっているだろう。だったら三浦一周でもと思ったものの、三浦はこの前走ったばかりなのでやはり気が乗らない。ではランドナーで近場をのんびり走ろうかとも思ったのだけれども、実は翌日もお休みなんで負荷のかかるサイクリングは今日のうちに済ませておいたほうがいいかも・・・とそんなことを思って結局この日はヤビツに向かうことにした。

 今月はまだ一度も峠らしい峠を走ってないのでいいんですが、なんとなくレパートリーが少ないのが気になりますね。ただ江ノ島から往復3時間半くらいで走れるヤビツってやっぱりお手軽なんですよね。

 名古木まではいつものようにR134から金目川沿いを遡るコース。善波峠を上らないといけない方にはなんとなく申しわけない気がしますが、江ノ島からだとこれが最短ルートなのです。許してください。ところで18歳くらいのときに唐突にヤビツを目指し、途中で挫折して帰ってきたことがあります。今思うとその挫折した想定外の坂道が善波峠だったのではないかと思います。目指した峠を上りきることができなかった経験は何度かありますが、このときの挫折が一番情けなかったかも。まぁ自転車から遠ざかっていた時期だったから仕方ないですけど(言いわけ)。とにかく、いつも善波を越えられる方は本当に大変だと思う。ご苦労さまです。

 となんだか話がそれたけれども、この日は海岸線もそのあともちょっとゆっくり目のペースで。いつも往路はゆっくり目に走るのだけれども、それよりも遅いペースだった。もっともこれはヤビツのための体力温存といった理由のためでなく、体調と向かい風のせい。海岸線はそうでもなかったけれども、丹沢から吹き降ろすような風がこの日はちょっと強かったような気がする。

 さて名古木からはいつも通りタイムを測ります。



 そして峠の看板前でようやく苦痛の42分8秒から解放。あぁ疲れた。タイムは僕的には悪くないと思う。去年の秋の終わりにやっと1回だけ40分を切れたから、今年は2回くらい40分を切れれば嬉しい。でもって、そのタイムが去年のタイムよりか良いものだったらもっと嬉しい。基本的にツーリング志向の僕にとってはこれくらいの目標がちょうど良いような気がする。



 写真を一枚だけ撮ってすぐに峠を下った。はやく部屋に戻りたかったので護摩屋敷の水にも寄らなかった。そのかわりに少しだけ菜の花台で日向ぼっこをした。しかしホント冬とは思えない暖かさだな。大丈夫なのだろうか、われわれの地球は?

 さて復路は往路より少しだけペースアップして走った。そしたら、平塚の少し手前でハンガーノックに見舞われた。前日にあんこう鍋をたらふく食べたのでほとんど食事をせずに走り出してしまったのがいけなかったのかもしれない。全然体に力が入らなくて巡航は22kmくらいに落ち、なんとか頑張って八雲という一時期(主にヤビツの帰りに)よく通ったラーメン屋まで走った。良かったぁ、千円札1枚忍ばせてきて。



 で、そんな飢餓的な状態で食べた塩ラーメンの美味しかったこと。やはり空腹は最高の調味料ですな。



 ラーメン屋でご飯ものを頼むことは滅多にないのだけれども、この日は滅多ないお腹の減り方だったのでチャーシューご飯も頼んだ。で、これがまた感動的に美味かった。味がよくしみ込んだ屑チャーシューと煮卵がもうご飯と良く合って・・・。これ、ほんとに美味しかったから今度から定番になっちゃいそうだな。



 そして食後は杏仁豆腐まで。これまた美味かったんですが、食べながらなんとなく「こんなんでいいのだろうか?」と思ったのは内緒です。

 こんなに食べたのにもかかわらず、失われた体力はすぐには回復しなかった。そんなわけで江ノ島までは向かい風のなかひたすらアベレージを落とし続ける走り。ぐったり疲れて部屋に戻り、やっぱ今日はランドナーでポタが正解だったのかなぁと思ったのは秘密です。