湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

新しいヤビツコース

2006年06月21日 | 自転車生活
昨日は少し早起きしてLEMONDのレーサーに乗ってヤビツに向かった。

気持ち向かい風のなかマイペースで名古木まで走り、名古木からはいつものようにストップウォッチでタイムを計って峠まで走る。名古木の交差点でアミノバイタル・ゼリーをじゅるじゅるとすすりながら2~3分休み、それから停止した状態でストップウォッチのスタートボタンを押して走りだした。

ここ最近心掛けていることなのだけれども、峠まではなるべくこまめにギアチェンジをしながら走る。蓑毛のバス停までに現れる平地や下りでは面倒だけれどもきちんとアウターにも入れる。そうやって、なるべく一定の呼吸で走れるようにする。

えっ、ここってこんなに勾配あったっけ?と感じた菜の花台の手前をなんとかやり過ごして、10kmを越えたあたりの緩斜面から少しずつ強度をあげていく。昨日は少し勾配がきつくなるとすぐに速度ががくんと落ちてしまったのだけれども、それでも緩斜面では20kmくらいのスピードで走ることができた。以前はこのあたりではすでにエネルギー切れで、頑張りたくても頑張れない状態になることが多かったのでやはり少しずつ体力もついてきているようだ。

で、結局峠までのタイムは40分43秒。


看板手前の舗装の切れ目が僕がストップウォッチを止めるところ。一般的には看板前が終点なのかもしれないけれども、タイム計測は個人的な楽しみのためなのでまぁいいかなと。峠の看板がちょうど坂の頂上にあるといいんですけどね。

前回の自己ベストには20秒及ばず。今回もまたベストを更新できたらなぁとちょっと期待していたので少し残念。ただタイムのブレは少なくなってきているようなので、それは素直に嬉しい。いままでは苦しめられることのほうが圧倒的に多かったのだけれども、少しずつヤビツも僕のことを受け入れてくれるようになってきたのかな?あまり焦らず、年内に目標の40分切りを達成できたら嬉しいな。


そんなに時間に余裕があったわけではないけれども、峠からは宮ヶ瀬方面に下る。護摩屋敷の水場でボトルの水を補給して、そこから菩提峠と表丹沢林道に寄って行こうかなと思ったのだ。今までは時間のないときは峠と江ノ島の往復のみということも少なくなかったのだけれども、これだけだと峠を上る楽しさや充実感は感じることができても、正直サイクリングを楽しんでいるという気にはあまりなれなかったんですよね。でも先日ランドナーで菩提峠を走ったときに、ヤビツとこれだけ距離が近いのであればレーサーで来たときもちょっと寄り道するだけで、ツーリング気分を味わえるかなと思ったのです。


峠からは宮ヶ瀬方面へ下る


誰もいない護摩屋敷の水場。こんなのはじめて。なんで?

護摩屋敷の水場からはほんの10mくらいだけ戻って菩提峠方面へ上っていく。で、この上りが想像以上にきつかった。たいした距離ではないとわかっているからいいけど、これが延々と続いたら本当に大変だろうなぁ。結局菩提峠へはどっち側から上ってもきついってことですね。表丹沢林道側からの上りは多分これ以上の急勾配だったから。


その菩提峠からの下り。下に見える表丹沢林道に向かって急勾配の坂を恐る恐る下っていく。

菩提峠を下り、今度は表丹沢林道でヤビツ方面に戻る。落石などがあって少し注意が必要だけれども、車の入ってこない静かな山道。やはり僕はこういうところを走るのが好きなようだ。


短い距離だけれども、のんびりペースで丹沢の自然を楽しみながら走る。


そんなふうにゆったりした気分で表丹沢林道を走り、ヤビツへの道に抜ける。そこからはもういつも通りに名古木までのダウンヒルを楽しんで江ノ島まで帰るだけだ。

こんなふうに昨日は菩提峠と表丹沢林道に寄り道してみたわけだけれども、江ノ島に戻ってきてみれば単純にヤビツ峠を往復するより3.5km距離が増えただけだった。それでいて、これだけ楽しくなるのだからこれはお得だと思った。唐沢林道や半原越えを走る余裕のないときでも、これくらいなら何とかなりそうなのがありがたい。というわけで昨日はレーサーでヤビツを走るときの新たなコースを発見したなかなか嬉しい日でありました。