湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

里山の道はやはりぬかるんでいた

2006年06月01日 | 自転車生活
ここ数日晴天続きで非常にありがたいのだけれども、天気が良かったら良かったで肌をさらして外を出歩くのが実は結構億劫だったりもする。僕は見かけによらず肌がデリケートなようで、紫外線を強く受け始める5月から6月にかけては、長い時間外を走ったりすると帰ってきてから肌がカッカッと火照り、体までグッタリと疲れ切ってしまうことがあるのだ。今日は1日休みだったのだけれども、そんなこともあってあまり外に出る気がおきずに日中は部屋でのんびりとしていた。そして陽射しが弱まった夕方からMTBで近所の山を走ってきた。

近所の山道は例年ならこの時期は結構走りやすいことが多いのだけれども、長く続いた雨の影響でところどころぬかるみが多くて残念ながら今日はとても走りやすいとは言えなかった。ここ数日の晴れで路面が乾いているかなと少し期待していたのだけれども、もともと粘土岩の多い保水力の低い路面なので数日の晴天くらいではあまり効果がなかったようだ。まぁ5月はほんとにたくさん雨が降ったので、仕方ないな。


江ノ島から山道の入口まではだいたい15kmくらい。昼食以外何も食べていなかったので、ここに来るまでにお腹が空いてしまい、途中のマクドナルドでマックチキンとチーズバーガーを買って、このベンチで食べてから走りだした。

ところで、ここまで走ってくる途中にちょっとショックなことがあった。フロント・サスペンションのストロークを調整しようと思い、ボルトを手で回していたら左側のボルトのネジが切れてしまったようで?バカになってしまったのだ。僕はサスペンションの構造なんてほとんどわからないし、メンテナンスの方法だって全然知らない。さっきMTBのメンテ本を少し読んでみたのだけれども、そこに書かれているようなメンテを自分でやる自信はまったくない。幸運にもというか、不幸にもというか、ネジ切れの影響を僕はほとんど感じることができなかったのだけれども、サスペンションじたいがもう10年以上前のものなので、今後のためにも一度それなりのプロショップに持ち込んできっちりオーバーホールしてもらったほうが良さそうだ。特にいまはカンチブレーキ用のアウター受けが付いているサスペンションなんてほとんどないだろうから。


入口の公園から階段を下って山のなかに入っていく。フラッシュのせいで暗い写真になってしまったけれども、まだ日が暮れるまでは充分時間がある。というか、暗くなったらとてもではないけれども、山道なんて走れないし、走りたくない。

いつものように山道を走りはじめるが、やはりぬかるみがひどくて今日はあまり快適ではない。MTBに乗っているのに軟弱と言われそうだけれども、あまり自転車を汚したくもなかったし、安全のことも考えて、ちょっと危なさそうだなと感じるところはほとんど担いだり押したりした。


それでもこんな感じの粘土岩にタイヤをとられて、一度転倒してしまった。それから自転車から降りるときに山側の斜面に足を着いたらその足が滑って、また転倒してしまった。普段はこの山道で転倒するなんて滅多にないんだけどな。短パンが泥だらけになってしまったよ。

ただそういうことがあっても山のなかを走るのはやはり楽しい。


もちろんぬかるみの少ない部分もあるわけだし


プロムナードに最適な感じのこんな場所だってあるわけだから。

ただやはり今回はコンディションが悪かったので、山道を抜けるのに普段より1.5倍くらい余計に時間がかかってしまった。平日ということもあって、ほとんど人にも会わなかったし、終盤は木々に囲まれた山の中ということもあるのだけれども、だんだんと薄暗くなってきてちょっと不気味だった。山から出てきたときは少しほっとしたものな。

山道を抜けたあとは鎌倉の閑静な住宅街の奥にある、山によって隔てられた二つの町を繋ぐ小さなトンネルに寄り道してから、江ノ島まで走って帰ってきた。たいした距離は走っていないのだけれども、いつもよりかは少し疲れてしまったかな。MTBに乗ってんだからもっとアグレッシブに行こうよ、と言われてしまいそうだけれども、僕はやはりぬかるんでいない走りやすい道のほうが好きでございます。


道をきちんと覚えていなくて、このトンネルに辿り着くのは結構大変だった。