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山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

秋の三瓶山

2013年10月14日 | Weblog

久しぶりに山に行く。本当に久しぶりなので体慣らしを兼ねて三瓶山とした。今年の夏はいろいろ事情があり、ほとんど山には行っていない。こんなことは今までになかったこと。

 三瓶山 東の原より登る。リフトを横に見ながら歩き始めた。連休なので観光客も多かった。しかし、誰もリフト利用だ。

 

  大平山と女三瓶山の間から室ノ内へ下り一休み。

 

     室ノ内 水は濁っている。水深は1m30㎝ぐらいだそうです。「静謐」と言った言葉がぴったり。

 

 昼寝でもしようかと思っていたら、単独の男性がやって来て弁当を開き初めた。朝早くに、広島からやって来たとのこと。白いご飯に缶詰とミカン1個の質素なお昼なのには感心した。家にある物で済ませている感じだ。山慣れしているのだろう。若い頃は、ガスコンロにラーメン、それにビールを持参したものだ。「魚がいる」というので池に近寄ってみたら、なんとコイが一匹近寄ってきている。自分の弁当の中身を少し投げてやったら食べていた。

  昼寝は止めてとりあえず子三瓶まで登る。ここで昼食として一休み。しばらく寝込んでいたらしく、人の話し声で目が覚めた。

            子三瓶の下りから孫三瓶と室ノ内を見る

  

                     孫三瓶からの子三瓶山

 

 孫三瓶と子三瓶間は、ササとススキに被われていて良い感じがする。風が吹れてザワザワと揺すられるのを見ていると何ともいえないのだが、この日の風向きは、いつもとは違い女三瓶の方から吹いていたので感じが違った。

            秋のキリンソウ                        フウロ 色が鮮やかでした

      

          山ラッキョウの花                              リンドウ

      

                        サルトリイバラ 雪の降る頃に実は赤く色づく

             

                               ススキの向こうに男三瓶

                        

        

                  「 ソバはまだ 花でもてなす 山路かな  芭蕉 」

  この日三瓶では、ソバ祭り。そろそろ新ソバの季節ですね。

 

 


大山ナイト

2013年07月12日 | Weblog

 あまりにも暑いので昼間は動く気はしない。梅雨も明けたので、北海道へと出かけたいのだが団地のお仕事が待っていて身動きが取れない。夏祭りの準備です。看板建てやら、盆踊りの練習等等。正にかごの鳥状態。すでに北海道に到着して、あちこち登りまくっている溝田氏に会いたいとの思うのだがどうしようもない。北海道へは、団地の仕事の隙を見て出かけることにする。

 最近、夜中の大山登山を思いつき10日(水)の夜に出かける。0時前に大山南光河原の駐車場着。2台ほど車が停まっていた。頂上まで3時間を見ておけばいいので2時頃にスタートすればいい。 蛍が一匹、車の周りに飛び交っていた。源氏蛍ではないようで、白い光をだしていた。

 しばらくうとうとして1時過ぎに目覚める。慌ててスタート。風はない。真っ暗な闇の中、ランプをたよりにスタートする。2合目までが長く感じられたが、これはいつものことだ。体が慣れるまでは、時間の流れが遅く感じられるるのだろうか。汗が噴き出し、めがねが曇る。夜の山道を一人歩くのは、あまり良い気分ではない。熊は出ないにしても本能的に圧迫感を感じる。頭上には夏の星座がきらめいていて、幾分気も紛れる。3合目で小休止。じっとしていると、闇の迫力が迫ってくるようであまり落ち着かない。ランプを消してみる。

 木々の間から、下界の光は見えるが何だか不安になり、すぐに火を灯す。4合目あたりで振り返ったら、どうも私の後に登山者がいるらしい。木の間に光がちらちらしている。最初は、大人数かと思った。葉っぱの間から、かすかに大山寺の光が差し込んでいてそれらが登山者のライトに見えた。6合目あたりで、それらの光が分かれているのに気づいた。どうも一人らしい。

 7号5勺で三脚を下ろし、カメラをセットする。3時過ぎだったと思う。

                        米子から境港にかけての夜景    

  

                       いつの間にか夜が白んでいました

  

  頂上で休んでいると、男性が1人登ってくる。そして、もうしばらくしたらもう1人。3名して日の出の写真を撮る。この日の日の出は、雲が多くあり期待が外れた。雲は適当にあるのが一番良い。日の出の位置は、今は太陽が北に寄っている季節なので甲ヶ山の向こうの日本海から出るように見える。冬になると、烏ヶ山の方角になる。日本海側から日が昇るとは・・・。大山の日の出の方向についてはあまり関心がなかったが、季節によってこうも違うものか。

   

                             影大山を見ながら下山

         

 登り3時間、下り2時間でした。帰りの車の中で睡魔に襲われ、安来インターで下りてしばらく休む。10分ほど寝たらしゃんとしました。我が家に帰り、シャワーを浴びてビール。この日は疲れ果てて、一日中寝たり起きたりで何も出来ませんでしたがビールだけは飲むことが出来ました。 

   


尾瀬の案内人 ブログの紹介

2013年06月28日 | Weblog

 今年5月。戸倉より鳩待ち峠への道路が開通した折、私は2番手でしたが1番目の方が尾瀬専門のガイドさんでした。彼のブログを見ると尾瀬の最新情報が手に入ります。今後、尾瀬に行ってみたいと思っている方、あるいは尾瀬に関心のある方はぜひこのブログにアクセスされると良いです。

     ブログ:アウトドアの交差点                

      http://plaza.rakuten.co.jp/calfee/

 沢山の肩書きを持っておられます。近年、ガイドも増えてきて「粗製乱造」の感がしないわけでもありませんが、このガイドさんは立派な方です。(ブログを見ればわかる)

 山屋に必要なものは、その山の最新情報・天気。きっと役に立つと思います。 

 

                 朝の尾瀬ヶ原7.jpg  


 大山 甲ヶ山

2013年06月18日 | Weblog

 天気の良い日、日本海側から大山方面を窺うと、大山山頂の弥山から船上山までが一望できる。弥山頂上から順番にこの稜線上の主なピーク名を挙げると、剣が峰(これが本当の大山の頂上)、天狗ヶ峰、振子山、野田山、矢筈ケ山、小矢筈、甲ヶ山、勝田ヶ山、そして船上山となる。甲ヶ山は、遠目に見てもよく目立つから誰にでもすぐにわかる。

 その頂上から、写真を撮ろうと出かけた。

                                船上山登山口の説明

      

 船上山への登山口は、甲ヶ山や矢筈山さらには大山へと続く登山の入り口。途中、大休峠を経て大山寺や香取へと抜けられる。この日も、大休から来たという学生のグループと出会う。鍛錬にはもってこいのコースだろう。

                                    船上山休憩舎

          

 この小屋、最近建てられたようです。木造なので親しみが湧く。中はとてもきれいでした。トイレは水洗か?蛍光灯もあり以前の小屋と比べれば格段の違いです。

                      船上神社の横手より登山道に入ると正に緑の回廊。

          

                ヤマボウシ                             ササユリ

          

                                      勝ヶ山 

       

                           甲ヶ山の頂上が見えて来ました(左手奥)

    

                          頂上にて。 準備万端夕暮れを待つ。

       

 日暮れまでには、今少し時間があるのでテントを立ててビールで乾杯。少しぬるくなっていたがやはりうまい。下界を眺めながら至福のタイムが過ぎる。「人生やな~」(キャンピングカーで名山巡りをしている溝田さんが使う言葉)と思う。あまりにも良い気分なので夜用の焼酎にまで手が出てしまう。(写真白いボトル)このボトルの容量は、大体2号5勺くらいで、家を出るとき焼酎を詰めてみたがちょっと多そうなので半分は水を入れた。これもすぐになくなってしまった。

 その内、夕暮れも迫ってきた。

                            雲海の中に甲ヶ山の影が

              

                                  大山は雲に被われて

         

                      孝霊山の向こうには日本海。島根半島もみえます。

           

                             久住の坊ヶツルのような雰囲気

       

 思ったような夕焼けは無く、写真もパッとしない。夜は少しばかり期待も出来たが、すぐに雲に被われて星も姿を消した。翌朝も雲に被われていてダメ。テントをたたみ、早々に下山する。

  タイム    

      登 り  11:20 登山口 ~ 14:05 勝ヶ山 ~ 15:30 頂上

      下 り  6:30  頂上 ~ 7:30 勝ヶ山 ~ 10:40 登山口

                                       (行きも帰りも同じタイム。帰りには、少し寄り道をしたから)

 

 注:山頂は風もあるので虫はいないかと思いきや、ブトや小バエのような奴にたかられた。 

  


若葉茂れる

2013年06月09日 | Weblog

  梅雨入りとはいえ連日素晴らしい天気が続きます。

 今日は、靜かな大山を求めて地獄谷へ入ることにする。残雪期にスキーで行くことはあるがこの時期ではひさしぶりとなる。最近完成した「松江だんだん道路」より山陰高速に入り大山へ。鍵掛峠より見る大山南壁は、いつものことながら迫力がある。しかし、岩山というより巨大な泥山と言った感じがする。正に崩壊の山です。 若葉・青葉とのコントラストがいい。

           

 すぐ下の駐車場に行って驚いた。平日にもかかわらず、沢山の車が停まっている。天気が良いから登山者も多いのだろうと思っていたが、バードウオッチングの人たちでした。

         大雨により道がえぐられて               三の沢方向からの道とぶつかる地点

        

 この道は、今、沢になりつつある。沢になったといった方が良いかも・・・。この道(沢)を真っ直ぐに詰めるとキリン峠に突き上げる。何時の頃からか崩落が激しくなって、今では立派な沢となりました。三の沢の隣だから、新生四の沢とでも名付ければいい。ちょうど、キリン沢の裏側にあたる。

 途中、バードウオッチングの人たちに出会う。彼らは、駐車場から少しだけ入った辺りで観察をしていた。素晴らしいサイズの望遠レンズを、これまた素晴らしく重そうな三脚にセットしていたが、道具はかなり高価なものだろう。下手をすると、車一台分の値がするかもしれないな・・・。などとつまらないことを考えながら歩く。そういえば、今日は熊鈴は外してきた。これは正解だったかな?

                                                       鳥越峠にて

                        

               

                          鳥越峠の老木(枯れていた)

                

 鳥越峠の登りは以外に楽だった。若い頃の記憶では、かなり苦しいかったはずなののだが・・・。ここから、烏ヶ山への道はどうなったやら。いつぞやの地震以来、烏ヶ山は入山禁止になっている。人が歩くことはないから大藪になっているのだろうか。

            駒鳥小屋はひっそりと                 きれいな部屋だが一人では泊まる気はしない

                                          

         

  地獄谷へ下りる。緑一杯の沢には、清冽な雪解け水が流れて何ともいえない気分になる。どこかでカッコウの声がする。のどかなものだ。ここから上部を見ると、振り子沢方向と槍尾根方向に別れるが、槍尾根方向の方が見通しが良い。初めての人は、明るく開けている槍尾根方向へ進むのではないか。ユートピアへは、振り子沢へ入るのがただしい。流れの横に赤い矢印があるから見落とさないこと。残雪期は、見通しも良いが今は藪に近い状態になっている。もう少しすると、本当のやぶになってしまうから道を探すのに苦労する。

                      振り子沢(残雪があるのは部分的です)

                

                         右手横方向にユートピア小屋がある

      

      振り子沢を詰めてみたが、時間的なこともあるのでここから引き返す。足下にサンカヨウの花が・・・。

        

                              これは何でしょう?

      

                          雪を踏み抜いてしまう。

       

                 これは矢車草。大山では、この辺りに多く繁茂している。

         

 梅雨なのか、梅雨の中休みなのか知らないが、少し蒸し暑い。そのせいか、虫がまとわりついてきて追い払うのに苦労する。これからの季節は、熊対策より虫対策を考えておかないと行けない。昨年、虫に刺されてアレルギー症状が出て病院がよいとなった。虫とは、アブやブヨ、それに蚊。特にアブは、暑くなればなるほど凶暴になるらしい。

 この日は、ウドとタキナの山菜を少し頂いて下山する。

    9時30分駐車場発 ~ 16時35分駐車場帰着

                          桝水高原が青空に映えて

     

                      三の沢の改修工事もほぼ終わりました。

        

  いよいよ、夏山シーズン到来だが、天気は下降気味

  名山巡りに出かけたいが、どうしたものかなあ。キャンピングカーで全国を巡っている溝田さんがうらやましい。まあ彼のブログを見てください。http://www.holoholo3.com/

  


佐渡の忘れ物

2013年06月06日 | Weblog

 4月22日(月)、佐渡ヶ島の金北山に登った時のことはすでにブログで紹介したが、実はあの時登山口に忘れ物をしていた。佐渡を離れてからやっと思い出した次第です。忘れ物はピッケル。

                                   

 雪が深かったのでザックにくくりつけて登ったが、結局は使わずじまい。車まで帰り、ザックからピッケルを外したまでは良かったのだがどこかに於いたまま離れたらしい。その後、2日間佐渡観光をし、両津港から新潟へ渡る。この頃になってやっとピッケルのことを思い出すが時すでに遅しでした。  

 あきらめの境地で松江に帰りました。しかし、それでもと思い佐渡西警察に電話をして聞いてみたら、何と忘れ物として届け出てありました。

 警察で係の方から、ピッケルの特徴などを聞かれ、簡単な書類の送付で手続きを済ませて郵送してもらいました。感謝・感激です。届けてくださった方は、名前も言わずに帰られたそうです。そのためお礼のしようもありませんが、心より感謝しております。

 このピッケルもだいぶん年季が入ってきました。冬場以外では使わないので錆も出ています。もう少し手入れをして大事にしたいと思います。

                        kadotaのピッケルです    

         

 佐渡西警察署の方にはお世話になりました。有難うございます。 

  

 


熊鈴について

2013年06月06日 | Weblog

 熊鈴については、色々な意見や考え方(それぞれの山での体験などから)があり着けた方が良いのか、無くていいの

  かは一概に言えない。

  整理してみる

   ① 人がいない山で使用すること。(小屋とか宿舎では外す。最近では、消音の鈴もある。)

   ② 人のいる場所では迷惑になることがある。(小鳥の観察会など。人によっては、あの音が気になるらしい。)

   ③ 効果については何ともいえないが、自分の存在をアピール出来る。(熊撃ちに間違われない。)

   ④ 時々大きな声を出すか、笛を吹くなどで同じような効果はある。

   ⑤ ファッションやお守りとして着けている人もいるが、迷惑にならない程度にしたい。   

   ⑥ 最終的には、熊に聞いてみないとわからない。

   その他

     ・ 熊が人に近寄ってくるのは、キャンプなどをしたときの食料の臭いにだ。テント泊での食料は、臭いがももれ       

      ないようにして離れた場所におく。(食料を別に保管するような工夫) 

     ・ 熊も何かに熱中しているときは人が近寄っても気がつかないことがある。

     ・ 熊に出会う確率の高い山(でのキャンプ)へは、クマ避けスプレーを持参することもあるのでは?

      ( 知床半島などで持参していた報告書を見たことがある。羅臼岳では、レンタルもあった。)

     ・ 大雪山系の縦走では、熊の糞にしばしばお目にかかる。明らかにさっき出したばかりのようなものもあ

       った。     

       しかし、姿を目撃したことはない。あのときは、笛と地声で済ませたが・・・。

   思いつくままに記してみました。「鈴の音が公害」といわれるような時代になっているのかもしれない        

           自分の熊鈴。 よい音色がします。一人で歩いているときは心が慰められるようです。

               

  

 

 


大山山開    平成25年6月

2013年06月03日 | Weblog

 2年ぶりに山開きに参加する。

 5月30日(木) テント張りに下山キャンプ場へ。天気はまあまあだったが、明日からの予報は良くない。テントを立てて一旦引き返す。

                    

 翌31日(金) 再び大山へ。食料などの荷運びを手伝い、後はひたすらビールを飲む。仕上げは焼酎。さすがに翌日は二日酔い加減だが、剣沢に入る。大神山神社から下宝珠までは何度も休む。心臓がドキドキして息が苦しいのは、昨夜の酒が残っているからだ。

 剣沢に入り一安心。ここに入るのは、残雪期のスキーの時以来。あの時期は、すべてが雪の下だから見通しもいいが、今は若葉に被われて視界は良くない。雪の剣沢も良いが、若葉に被われた剣沢もいい。静かに、自然の時が流れているのを身をもって感じる。今年は、もう見ることが出来ないかとあきらめ加減だったサンカヨウが、土砂に埋もれた残雪の横斜面に咲き誇っていた。剣沢は、途中まで登り中宝珠へ抜ける。尾根筋にはマイズルソウやユキザサが。突如、激しい落石の音がする。中の沢辺りで発生しているらしい。音の激しさから、かなりの崩落のようだがここからは見えない。

 下宝珠を下っていると下から団体さんが登って来た。時間的に見てユートピアまでは無理なようだから展望と、花々を見て途中から引き返すのだろうか。先頭をあがってきたガイドらしき人に、「鈴は公害になりますから外してください」と注意される。これにはびっくりした。少々突発的なことなので少し腹も立った。どうも、熊のいない大山では鈴は不要だということらしい。「鈴の音が公害」とは、初めて聞くことだからもう少し説明を聞きたかったが、すれ違いざまのことなので立ち止まって話すことも出来ずじまいだった。ただ、「鈴が必要な所では標識があります」といわれたのにはひっかかったが・・・。

 確かに山小屋等の中では、鈴の音は迷惑千万だ。鈴の種類にもよるが、高価な鈴ほどよく響くから、耳につく。案外、イライラする人もいるだろうし、睡っている人など目が覚めるかもしれない。私も、北海道の山小屋で注意されたことがある。

 しかし、大山などの山の中ではどうだろう? 人気のない山中で聞く鈴の音は、何か「ホッ」とすることがある。(ただ、数十名もの団体の誰もが鈴を着けていれば話は別。どこかの山の宗教団体の登山かと間違えられることもあるだろうし、公害といわれても仕方がないかもしれない。) それに、近年大山には熊が出るとの噂もあるし、「熊注意」の看板もある。

 釈然としないで大神山神社まで下りたら、丁度目の前に鈴を着けた人がいたのでこの話をしたら「ムッ」としたような顔をして「それはおかしい」といわれた。多分、大半の人はそう思うはずだ・・・。

 一度大山の案内でこのことに関して納得のいく説明を聞きたいと思う。

 大山山開きの話が鈴の話になってしまったが・・・。

 6月1日(土)は夕刻から雨。恒例の松明行列が始まる頃から小雨となる。それでも多くの人は、松明を片手に行進して山開きのムードはいやが上にも盛り上がった。博労座の広場には沢山のお店が並び、ステージでは僧兵太鼓に合わせて女子高生書道部により「書」が書き上げられた。天候はよくなく、傘や雨具姿での参加となった。夜半、ひとしきり降っようで雨音を聞きながら寝入っていた。

 6月2日(日)、朝は小雨模様。頂上での神事は取りやめて、下界で行うとの情報だった。後で知ったことだが、結局は頂上神事となっていた。この日は朝から片付け。濡れたテントは残して下山する。結局は、頂上に登らず、松明行列にも参加しない大山山開きでした。まあ、これがいつものパターンです。それにしても、緑したたる新緑の大山は素晴らしかったし、ビールもうまかった。                                                              

  鈴に関しては、もう少し調べて後日とします。


残りの山々 日本三百名山

2013年05月26日 | Weblog

  日本名山巡りも残すところ11座となる。このうち、会津朝日岳は、現在登山道の崩壊のため登山禁止。さらに、景鶴山は自然保護のために入山禁止だ。

 そうすると、300名山をすべて登る事は不可能ということになる。それで考えたことは、「上記2座の代わりになる山を自分で選んで登る」です。どの山にしようかと現在進行形で、残りの山々10座を登りながら決めることにします(この時点では、そう考えていた)。

 残っている山

日本300名山   

    会津朝日岳 八海山 中ノ岳  白砂山  鳥甲山 佐武流山   餓鬼岳  カムイエクウチカウシ山

       景鶴山   朝日岳 浅草岳

 今後の予定は、梅雨が始まるまでに何座か登り、夏にはカムエクを登る。秋頃までには大体終わりそうです。どの山を何時登るかは、カムエク以外ははっきりしていない。気分まかせ、風まかせ、天気まかせになりそう。  

 カムエクだけは、熊が怖いのでなるべく人が多く登りそうな時期(7月下旬頃か?) にしたい。この山は、テント泊になります。

 そういうことで、今年の山登り、名山巡りは余裕がある。大体、今まで年に40座~50座登っていたから・・・。一時期、こんな山の登り方はアホらしく感じたこともあったが、ゴールが近づくとまんざらでもない。 そろそろ、カメラを担いでゆっくり山に登り写真を撮りたいと思う。

                          「   剣見るなら  赤谷(あかたん)尾根でよ  大窓小窓にね 三ノ窓  ヨカネ 

                                   『剣の歌』   早稲田大学山岳部部歌   作詞・作曲 不詳
    

 ことしの秋は、赤谷尾根あたりで写真か・・・。

   などと考えながら日本山岳会選定による日本三百名山登山ガイド(山と渓谷社刊)を見ていたら、妙なことに気がついた。それは、荒沢岳についてである。荒沢岳は、越後(魚沼)駒ヶ岳を登る折りすぐ横手に見える山なのだが、この山は日本三百名山には入っていないそうだ。しかし、深田クラブによる日本二百名山には入っている。この日本二百名山は、いわゆる深田久弥の百名山の次の百座をまとめたもの。つまり101座~200座までの100座である。

 ここで、少しだけ説明がいるように感じる。それは、百名山、二百名山、三百名山についての言葉の使い方・定義である。

          百  名 山   : 深田久弥による日本の名山百座。
 

         二百名山   : 深田クラブによる上記の百座以外の百座。 

      三百名山  : 日本山岳会による日本の名山三百座。 

 日本山岳会の三百名山が、201座~300座までの100座を指すのなら問題は無いのだが、これは、1座~300座の選定になっていて深田久弥の百名山も入っている。また、作成された後先でいえば、まず深田久弥の百名山が出て、その後、日本山岳会の三百名山が発刊されている。深田クラブによる二百名山は、そのまた後となっている。また最近では、岩崎元朗氏による新日本百名山も出ている。

  

  ここでまたまた気がついた。 それは、二百名山・三百名山という自分の言葉の使い方がおかしいということです。今まで、何の気なしに使ったいたのだが、よく考えてみればこの使い方はおかしいし、混乱を招く。深田クラブによる二百名山は無視して、「日本山岳会の三百名山を登る」とした方が良い。

 したがって、今後三百名山一本にしぼることとし、ブログのタイトルも変えることにします。(ただし、日本二百名山という言葉を使う場合は、この深田クラブ選定の山とする)  これで、 今までのブログを整理しないといけないな

 回りくどくなってしまったが、荒沢岳を登れば景鶴山を登らなくてもいいし、会津朝日岳の代わりに蒲生岳(只見三名山 浅草岳 会津朝日岳 蒲生岳)に登ればいい。このブログを書きながらそんな結論に達しました。 よくよく考えて見れば、桜島や浅間山などの山も頂上に立てないから、厳密な意味で三百名山すべてを登った人はいないのではないか?

 昨日5月27日(月)、我が島根は梅雨入りだそうです。このブロブを書いている間(あれこれ調べていたので)に梅雨入りです。上信越方面の梅雨入りはどうだろうか? 6月2日(日)、は大山の山開き。2年ぶりに下山キャンプ場でテントです。あまり飲まないようにしよう。

 

 


白髪門・朝日岳              

2013年05月22日 | Weblog

 尾瀬で大変な目に遭ったあと、谷川岳を目指す。白髪門・朝日岳の登山口は確認してあるので車は水上町の道の駅に止める。「水上町水紀行館」と名付けられたこの道の駅には、谷川岳に登る時や、天神平スキーの折に何度か車を泊めたことがある。 川沿いの散歩路は良く整備されていて、与謝野鉄幹・晶子などの記念碑もあり良いところです。

 5月9日(木)

 早朝、土合の登山口へ移動。写真を撮る人がいた。土合の駐車場から、朝日に染まる山脈を撮っているらしい。年配の方で、しばらく山の話をしてから別れる

                6時    登山口 橋を渡って対岸に

 

         松の木沢の頭  ここまで約3時間くらいか?

 

          松の木沢の頭に着いて愕然とした。   

 

 尾根に雪があるのはよいが、斜面の様子からしてアイゼンが必要では? ピッケルも無い。靴は、夏用だ。こんな装備ではあの斜面は危険ではないだろうか。滑落したら・・・。引き返そうかと暫し迷う。あまり乗り気もしなくなったが、いつもの調子で行けるところまで行く事にした。

 上の写真、左にある岩峰を乗り越えた辺りであきらめた。10分も歩けば白髪門頂上。

 

 目の前に、朝日岳が見える。もうたいした急な登りはなさそうだが帰りが心配だった。雪の斜面は、登りよりも下りが怖い。冬用のクツで、アイゼンはなくともピッケルでもあったら良かったのだが。それに、帰りはだいぶんバテているはずだからなおさら怖い。安全第一なので、潔く引き返す。もう少しすれば雪も溶け、花も咲くことだろう。また来ればいい。

                    朝日岳

                   天神平スキー場

  

            上の写真の続き  左の沢が一の倉沢

  

                         谷川岳

  

    引き返すことに決めてから、暫し谷川岳を眺めていた。何とも良い気持ちでした。雪の斜面を慎重に下り、花を愛でながら帰る。

             シャクナゲ                              タムシバ

                  

                               イワウチワ

         

        ここまで帰ってホットする。雪解け水の流れで顔を洗うと、桜の花びらが両の手の中にひとひら。

                    タイム:6時スタートで12時30分下山でした。

          

      これで、今回の名山巡りは終わりです。 残る200・300名山は12座くらいのはずです。