年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

14年前のアーカイブ

2012-08-01 00:00:00 | Weblog

 
 
 八月は沈黙の季節です。ギラギラした陽射しの中、キョウチクトウの紅い花の前でたたずむあの沈黙です。夏休み自分の子供時代、鮮やかな大きい真っ赤な夕陽が海の向こうに落ちる時が海水浴から帰る時間としていた浜辺は様変りをしていて、見知らぬ若い男女が二人で落ちる夕陽を見ている、その二人の姿を黙して見ている自分に気がつきます。人は、発意をする前、決断をする前、期待に胸を膨らます時、あるいは不安に狩られる時、ましてや跳躍を始める前は必ず沈黙の時間を持ちます。果して皆んなの沈黙の重量はどれくらいあるのでしょうか。ダッカの街で異文化に触れている長男は何を見て感じたろうか、他県にいて浪人中の次男は暑い街中の予備校で沈黙の隙間からどれほど力強い希望と夢を勝ち得たろうか、3男は高校の昼間の焼けつくグランドでサッカーボールを追いかけながら果して自分の何を追いかけて行くのか、4男は三人の兄ちゃん達の沈黙の沈殿跡のそのトレースをどのように考えるか…………………沈黙の時間は、流されている自分自身が唯一時を止めて祈りを持つ時です。 

 そういえば海水浴に行ったのは何年前になるか、10年以上行ってないなぁ