年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

木曜日

2010-11-18 20:36:09 | Weblog
                  
 早朝の5時15分、ドアをそっと開け外に出て冷たい空気の中で深呼吸する。吐く息が白い。東を背にして北の空を見上げると北斗七星がきれいな姿で見える。中天の反対側に目をやったとき、流れ星が尾を長く引いて消えた。消えた後には、私の好きなオリオン座がしっかりと輝いて、見下ろしてくれていた。雲ひとつない明け方の漆黒の夜空に、星が今美しい。
 歌の続きである。水曜日は人に会って、確か木曜日は人を送る・・・のではなかったかな?
通常2~3人で取り掛かる量の仕事を自分ひとりでやっている・・・と思っている。だから少しでも気を抜くと、すぐに期日に間に合わさなければならない仕事が大量に溜まる。モクモクと隣の人とも口を利かずに午前中にやっつけた。やっと整理ができて各行政機関へ送ることができた、木曜日は人ではなく、書類を送る日であった。
 元銀行マンであったI君から昼飯を一緒に食べよう、と連絡があった。相談があると言う。I君は大学卒業後銀行マンになった。I君は50歳までは同時入行した職員の中ではダントツに出世コースを走っていた。役員になるのは最もI君が早いであろう、と噂をしていた。しかし、派閥間の抗争に巻き込まれてI君は定年退職し、同じ入行組のMちゃんが先を追越して役員になったのが一昨年である。I君もMちゃんも私も同じ高校で同じサッカー部仲間である。私は銀行コースではないが、二人は同じ銀行に入り38年経過した。役員になったMちゃんが、出世コースから外れたI君に対して執拗な嫌な噂を言っているが、どうしたものか・・・という相談であった。二人からそれぞれ電話で相談を受けている。自分はどちらとも味方せず中立を守っているのだけれど・・・