年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

TOさんからのメール

2010-11-04 00:00:00 | Weblog
 昔、岩波新書から出版された本の一つにTK生・「韓国からの通信」という6部作?があった。以前の圧政時代の韓国において、思想の偏りにより当局から弾圧・拷問を受けた青年の話を、きた手紙としてまとめられた歴史の証拠になるような内容であった。青年時代の私は、むさぼるように何度も読み返しては涙が出たことを思い出す。で、TKさんからではないが、私に夕方きたメールは、先日転職したTOさんからのものであった。私が、はじめに、そちらの職場の雰囲気と、もと居たこちらの雰囲気とはどのように違いを感じますか?とメールを出した返信である。「Vは思ったより住みやすそうです。まず、あの古い汚い病院ですが、スキルの高い職員がチラホラいます。全国区レベルの人もいて刺激を受けます。そうでない人も中にはたくさんいますが、総称して言えることは医師であろうがナースであろうが、実りのある人は腰が低いということです。頭を垂れる稲穂とはよく言ったもの。他人のことに気をまわす時間があるなら自分を磨け!嫉妬してもスキルは上がらないぞ!といった実力勝負の世界です。公務員との違いは、そこが人事や給料に反映されることでしょうか・・・・・」
 倒産して途方にくれる人がいる。60才を目前にして、どうして妻や子供達を養っていけばよいか、思案に暮れている。涙をためながら離職票を出して雇用保険の手続きをされた。苦しい胸のうちを聴く。聴く側の私は、黙ってうなづくばかり。しかしここはカウンセリングルームではない、後ろの席には待っていられる求職者もいる。だから、続きそうな話を切り上げなければならない。どうするか?ついつい言ってしまうのは、そうですか、つらい気持ちですね・・・思い切って逃げることなく自分との対話をしてください、しかし詰まってしまったら私のところへまた尋ねてきてください、私は何もできませんがお話を聴くことはできます・・・
あ~あ、こんな調子だからスキルがアップできないんだろうよ・・・