年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

奥様の忘年会

2010-11-09 19:49:46 | Weblog
                 
 シベリア抑留者の会をやっているYさんがいる。シベリア・コムソモリスクの極寒の地で抑留体験を持つYさんは、ことあるごとによく戦争体験の悲惨さを話してくれていた。私がボーイスカウトの本隊に関わっていた時、私の後継者に是非に隊長をお願いした方でもある。私にとって興味があった話の一つに、異常な日常生活の中での上下関係がある人間関係についてであった。意地悪な上司は、日常の強制労働作業や食べ物に至るまで下の人に対し意地悪をした結果、日本に帰った後の彼らは、年1回開くシベリアを語る会などの行事にいくら誘っても出席してくれないんだと、ぼやいていた。昔のことはお互いに水に流して、せっかく生きて帰れたんだから、いっしょに楽しくやりましょう・・といっても来てくれないのは、偉そうに威張りくさっていた人だから出難いんだろう・・・と話してくれた。
 私の現職時代に仕事を通してお付き合いのあった元国税局や税務署出身の税理士が数人いた。その税理士さん方は、年1回の税理士会総会など皆が集まる時には、なぜか現職時に威張りくさった所長やら局長を誘うこともなく、同じ苦労した職員どうしで和気藹々と飲むのが楽しみだと聞かされたことがあった。どうして昔の上司を誘って飲まないのか、と訊ねた所、命令ばかりして何も人間的に豊かさを感じたことがなかった・・・などと答えてくれた。
 結局、組織の長にいるものとしてのありようが、下のものから支持されていなかったがゆえに、現職を遠ざかった今でも、仲間に入れてもらえない様子であった。
 で、今晩は妻の前の職場の人たちが数人集まって忘年会をやるから晩ご飯は適当に食べておいてね・・と言われた。ケアマネ仲間の集まりだそうだ。それで、昔妻からよく愚痴を聞かされた、意地悪ケアマネ主任も呼んでいっしょに飲むの?と聞いたところ、ばっさりと、あんな威張り腐った人を呼ぶわけがない・・・
 やっぱり威張ってちゃあかんなぁ