年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

何かご質問ありますか

2008-04-18 21:52:47 | Weblog
 50歳過ぎの男性、これまで10数社面接に行っているのになかなか採用にならないでいる。不採用が続いている。数人の相談員が今日まで何度か面接の紹介をしたが決まらないのである。5時前の終了時刻真近くなって、私も風邪を引き少々熱っぽくなってきた。で、企業に紹介をした後、私は彼に尋ねた。採用にならないのはどうしてだとお考えですか、と。そして彼は答えた。としのせいですかね、と。私はそうですか、とあいずちを打ちながら、彼を見据えて、ほかに何かご質問はありますかと言った。すると彼は職務経歴書の書き方について、最後に辞めた会社の所長の肩書きは書かないほうがいいでしょうか、と意外なことを言ってきた。やっとわかったことが1つある。何社も面接に行って断られる理由が。彼にとっての職務経歴とは主任が○年、係長が○年、課長が○年ということであった。企業の求めているのは肩書きではなく職務能力の方ですよと、と話した途端彼は、所長をしていたのだからあらゆることが出来ます、などとほざいた。私は風邪熱の朦朧とする馬鹿頭で、こう切り替えした。そうですよ、そのあらゆる出来ることを具体的に箇条書きにすれば面接官に理解しやすいですよ。まさかハンコを押すだけの所長ではないでしょう、部下を指導したなら何人の人材を育てたのでしょう、売上を上げたのなら具体的に1年の売上データをグラフに示すとかすれば理解しやすいですよ、と。すると彼は所長をしていたのだから誰だってわかってくれるでしょうよ。と答えたのがすべてであった。彼は気がつくまで仕事には就けないだろう。私がそれを教えるのではなく彼自身が気が付かなければ・・・
 昨日までの気候とは変わり今日の夕方は夕日が見えた。駅に向かう住宅地の花壇には可憐な花が見えた。