年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

里の秋があるギャラリーへ

2013-11-01 20:55:05 | Weblog

 「主なる神は言われた。『人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。』」創世記2-13 
 私の周りの人たちから、独りでいる自分を心配してくれて、よく声をかけていただいている。ご飯食べてるか、とか、風呂入ってるか、とか、湯冷めすんなよ、とか。妻の事故当初は、ごくごく身近な人数人にだけしか伝えていなかったことも、時間が経てばさざ波の波紋が拡がるように、奥さんの具合はいかがですか?と聞かれることが増えた。アレレ、この人も誰かの口を通して知ったんだろうなぁ・・と。まず私の口から伝えることはしなかったので。で、今日も数人の方から聞かれた。
  今日は、そのような方たちから声がかかり、医療生協の小野支部日帰り旅行に参加する。昨年はしまなみ海道にある平山郁夫美術館であったが、今日は、かまぼこ板の絵がある城川町の「しろかわギャラリー」と宇和町の歴史博物館である。

(ホームページ掲載分、館より許可済み)
 お~そうだ、昨日はハロウィンだった。
 浅野幸江館長にご挨拶。よくしゃべる明るい方である・・・先日のラジオ深夜便にも登場していられたことだし・・・
  
 数万点の出品があるとか。小さなかまぼこ板の芸術は、小宇宙の世界。大きく広いキャンパスより狭い小さな場所で表現する難しさを思う。
  
 昼飯を食った後は、私は初めて入る歴史博物館へ。内海清美の世界、和紙の作品展を観る。
   
 空海の生涯を物語として和紙人形で作っておる。すごい緻密な作業でびっくり。
(フラッシュ撮影以外は撮影可)
 最後は宇和町内の開明学校(明治15年に建築された小学校)を観て終わり。
 でも一番楽しかったのは、バスの最後列に座り隣に座る元私立高校教員歴39年のK先生とのお話。K先生は、長野で生まれ豊田市に移転、その後那覇で小学校を卒業し滋賀に移転、大阪でも住み、長崎で高校を卒業、次に久留米で学生生活を送り卒業後教員の道へ。このような生活を送っていたので、地方に固守するような考え方はない。大変大陸的でもあるKさんと存分に教育問題について話し合えたこと。先生の話の中で、命について話してくれたことが重い。以前クラスを担当した当時のこと、女子学生が高校卒業前にお腹が大きくなった。規則により退学して出産するか、あるいは堕胎したうえで卒業するか、で両親と本人とで話し合った。アンタが親であればどうするか、あんたが教員であればどうするか、と先生はニコニコしながらも聖職者の顔をして質問された。つまり、卒業証書の重さと命の重さの違いについて、私の意見を求めてきたワケ。
 Kさんの娘さんは、妻の入院先の松リハで看護師をしていられるので、妻が直々にお世話になっておる。


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