年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

明日から3連休

2011-09-22 00:00:00 | Weblog
 桃栗3年柿8年といわれる通り、植えてから8年経つ柿の木に実が付き熟れ始めた。今朝初めてその柿の実をもいで食べたが、甘い味がした。
               
 気分障害のご婦人が時間を違えて二人やって来た。また、福島へ転勤命令が出た40歳のご主人が、ウツ病で苦しむ奥様を伴っての転勤は難しいと判断して次月退社するので求職活動をしたいがどうすればよいか、の相談にやって来られた。ご婦人お二方は非情に真面目な方であり、誠実な感じがする。お二方とも自己都合で先々月仕事を辞めたばかりであるが、お話しをお聞きしていると、自己都合というより共通して解雇に近い辞め方である。飲んでいるお薬もそれぞれ5~6種類、決められたようにきちんと飲んでいても夜が眠れない、不安だという。不安の中で、何が最も不安なのかと聞くと、将来のことだと答えてくれた。健康上の不安ではなく、特に経済的生活の不安がほとんどだと共通して話してくれた。一方、奥様のこころをケアしていられるご主人さんの方は、せっかく大手の会社に勤務しながら辞めることについて、経済的なことは不安がないかわりに、奥様の健康だけが心配であると、話してくれた。3人それぞれお話しをお聞きしていると、今はつらい時だろうと容易に想像することができる。
 自分を振り返ってみて、このようなときに何をしたんだろうか、と考えた。そうだ・そうだ柿があったことを思い出した。明日が見えないボトムの時に自分は、8年間の時間があればボトムアップできるだろうと考えた。そしてメモリ代わりに柿の木を、ホームセンターで1100円くらいだったと思うけれど、その富有柿を植えた。ちょうど今年で8年目、ボトムアップ出来たかどうかはわからないが、いっときのような追い込まれた感覚は無くなった。その間何か努力をした、などはなかったが、何時の間にか夜も早々と熟睡するようになったし、将来に対する不安も、成るようにしかならないと思えば気分は楽になった。今日の相談者の内の3人も、いつしか時間が経てば、そんなこともあったね・・・などと思う日も来るに違いないと思っている。
                                     

最新の画像もっと見る

コメントを投稿