年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

くうねる

2015-11-24 16:57:58 | Weblog
 昔の作家に開高健さんがいた。「喰う寝る」と豪放磊落のイメージがある。何とかの料理店に行き、何やらのご飯を食べるに、スタッフがやってきてメニューの料理にいろんな説明をし、講釈を言うのに嫌気がさして(たぶん)、開高健さんが、じゃ、講釈のつかない食べもんが欲しいと注文をしたことがある、などの話は自分を興奮させた。そしてエッセーで「大人と子供のちがいは 持っている玩具の値段のちがいだけである。」といわれれば果たして自分の昔のおもちゃは何で、今は何を玩具として所有してるんだろうか?と考えたり、「教えるものが 教えられるのが 教育の理想である。」などと云われると教えることに謙虚さがなければ成り立たないだろうなどと思ったり、苦労人であった開高健さんからの話はキリッとする爽快感があった。また開高さんは川釣りが好きなことでも有名であった。

 同じアウトドア作家に椎名誠さんがいる。川の旅や野外活動が好きな作家である。仲間にカヌーイストの野田知佑さんがいていつも面白く読ませてもらっていた。椎名誠さんの「喰寝呑泄(くうねるのむだす) 」の内容はすっかり忘れたが、腹を抱えて笑ったことがあることは覚えている。
 男一人、喰う寝るで充分、喰う寝る飲む出すだけで十二分…ではないかと。

 ところでご近所さん宅の青年期における子に対するオヤジ教育の柱が私の腑に落ちた。将来男一人喰う場所と寝る場所とヤル場所さえあればOK・・という。ウ~ム、開高健「夏の闇」そのもではないか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿