年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

爽やか

2006-06-16 00:00:00 | Weblog
2006/6/16 (Fri ) 爽やか

 週末の気持ちよい天気の1日である。夕方明日行なう予定の研修会について聞きたいことがあるとかでお二人の来訪を受ける。お二人からの相談は、自分の言葉によって相手が影響を受けることの是非についてであった。稚拙なカウンセリング技法しか持ち合わせていない自分が果たして重い荷物を持った相談者に対して対応できる自信がない、どうしようかと言う相談であった。お二人の質問を聞きながら私はこう考えた。傾聴することの意味合いと傾聴することで醸成される力である。相談者と自分を比較して相手を弱者自分を強者に置き換え強者であるカウンセラーが弱者であるクライアントに何かを指導すると言う風に考えると傾聴ではなくなる。影響を与える自分とはいったい何ものなのか、自分の何が相手に影響を与えるのだろうかという視点である。私にとっては相談者と自分を同列に置いていると思いながら傾聴していると相手に影響を与えるなどとおこがましくも考えが及ばない。
 相談を持ちかけてくる人の心情はやるせもなく孤独感・孤立感があるだろう。カウンセラーの立場から言えばその気持ちをすくい取る、傾聴することで孤独感を共感していく、結果そばに誰かがいるというように無視されていない自分を相談者自身が感じ取ってくれればよいのではないか。指示することでもなく教えることでもなくただただ相談者の気持ちに沿って聴くことしか出来ないのではないかと…果たしてよいかどうかは分からぬ。