行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雌雄のミドリヒョウモン

2015-10-03 20:00:36 | 昆虫
多摩丘陵の自宅付近では
ツマグロヒョウモン以外の豹紋蝶は
見ることが少ないのですが
9月になると、ミドリヒョウモンはときどき見かけます。
発生は年1回、5~6月ごろ、
そして真夏の猛暑のころは夏眠、
涼しくなると再び野に姿を現すようです。
9月に見るものは4ヶ月ほど生きている個体たち、
ほとんどが翅に傷みがあるのも仕方ないようです。


林間のニラの花に吸蜜するミドリヒョウモン♂。
前翅の表に3本の太い直線、
オスの性標がはっきり表れます。


だいぶ翅に傷みが見られますが
ミドリヒョウモン♀です。
前翅の表に性標がありませんが、
代わりに豹紋が大きいようです。


ミドリヒョウモン♀。
後翅裏側、外縁から中央にのびる数本の白い帯が
ミドリヒョウモンの特徴です。


これもニラの花とミドリヒョウモン♀、
他のヒョウモンチョウ類と比べて
オレンジ色の鮮やかさないミドリヒョウモンですが
特にのメスは翅色がくすんで見え、
その色の違いも個体さが大きいようです。


ミドリヒョウモン♂。
ウドの花に翅を広げてくれました。


上と同じ個体、
ウドの花影が写って少し見づらいですが
後翅裏側に白い帯が確認できます。


ミドリヒョウモン♂。
シオンの花にとまりました。
だいぶ翅が傷み、長い間生きていることを思わせます。
翅色も個体差なのか、老齢のせいか、
ウドにとまった個体に比べて、
色褪せています。

コメント
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